戦後日本の転換点を巡る二つのアンケートには、計1449件の回答が寄せられました。戦後のスタートから15日でちょうど70年。最終回の今回は、戦後はいつまで続くのか?という質問に対する回答から、作家の東浩紀さんに、私たちがいま生きる戦後社会の特徴を読み解いてもらいます。 70歳以上の人たちの回答に、はっとさせられるものが多かった気がします。激動の時代を生きてきた体験を通し、主張の違いはあれ、語らずにいられない大切なことを、自分の言葉で発していた。 「敗戦」時12歳。友だちの死を何人も見てきました。せめて100年は「戦後」として為政者は反省して欲しい。二度と戦争はすべきではない。(男性・70歳以上、「戦後」はまだ当分続く) 私たちは日本国憲法を支えに立ちあがったので、憲法の精神が根付かないうちは戦後。徹底した民主国家であるはずが、成熟せず崩れつつある現在は戦後です。(女性・70歳以上、「戦後」は
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