「今、転職や起業を考えている」というARIA世代は、38%(編集部調べ※)に上ります。安定も、それなりの地位もあるけれど、それでも新しい一歩を踏み出す人は、何をてんびんに掛けて、何が決め手で起業の道を選んだのか――。ARIA世代の起業家に包み隠さず語ってもらいます。最初に登場するのは加藤史子さん、濃縮3回シリーズでお届けします。第1回は、新卒で入って18年間在籍した会社を40歳の時に思い切って飛び出した背景です。 (1)「10億円は難しい」からリクルートを辞めた ←今回はココ (2)輝かしい経歴の人をありがたく採用した末路 (3)スタートアップ起業に向くのは「発燃性の人」 起業を決断するまで、1年以上迷い続けた 加藤史子さんは起業前、リクルートで「じゃらんnet」や「ホットペッパーグルメ」などの新規事業を開発。その後も、観光で地域を活性する「じゃらんリサーチセンター」で、若者をスキー場にフ