音楽の新しいジャンルが生まれ、その名前が決められていく経緯に興味があります。 例えばJ-WAVEが自局でかける邦楽ポップスとAMなどでかかる歌謡曲と区別するためにJ-POPという言葉を作ったのがいい例だけど、既存のジャンルを貶める意思が新しいジャンルを生み出していく。 ロックというジャンルの否定から生まれた「PUNK」は、“定着”が死を意味するゆえに自らをどんどん否定し続け、初期パン、ポジパン、ハードコア、ポジコア、サイコビリー、オイパンク、オイキムチ、スカパンク、スカコア、メロコア、ゴシック……etc といった具合にジャンルを生み出し過ぎたりもした。 J-POPが排除した音楽には「ニューミュージック」も入ってると思うんだけど、「ニューミュージック」だってそもそもフォークとの差別化を図るために生まれた言葉なはず。いま手元に『歌謡曲完全攻略ガイド』という低IQなタイトルの割にはしっかりした日
クリスマスは冬至の祭である。建国記念の日は春節である。ヴァレンタイン・デーについてははっきりとはわからない。でも、こんなところでしょという、お話を書いておこう。 ヴァレンタイン・デーの起源について、歴史家は概ね古代ギリシアのゼウスとヘラの婚礼月(ガメリオン)に由来すると見ている。ギリシア文化をパクった古代ローマでもこの月を婚礼の月と呼んでいたようだ。そのあたりから、現在のヴァレンタイン・デーに関連付けられたのだろうと思われるが、実際にこの日がカトリックの聖者ヴァレンタインに関連づけらたのは欧州が中世に入ってからのことで、カトリックとしてもこの日は聖ヴァレンタインを祝う日とはしていない。つまり、これについては異教の祭としているに等しい。 ヴァレンタイン・デーが古代ギリシアに由来するとしても、14日という日付についてはギリシア文明には直接遡及できそうにもない。ギリシアのヘラ神、またそれをパクっ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く