ハード・ロック史における名盤中の名盤。そんな言葉から多くの読者が連想するはずの作品のひとつがディープ・パープルの『マシン・ヘッド』であろうことは疑う余地もない。同バンドの黄金期を象徴するものとされるこの作品が世に放たれたのは1972年のことだが、それから52年を経て、この4月には『マシン・ヘッド:スーパー・デラックス・エディション』が発売を迎えた。 そして、ドゥイージル・ザッパの手による最新リミックスや貴重なライヴ音源なども盛り込まれた今回のリイシューに際して、当事者のひとりであるベーシストのロジャー・グローヴァーがインタビューに応えてくれた。今、改めて彼の口いから、名盤誕生の背景について明かしてもらうとしよう。 なお、バンドは新ギタリストにサイモン・マクブライドを迎えた現布陣での最初のオリジナル・アルバム『=1』の発売を7月に控えていたりもする。歴史の裏側にも今後の動きにも、注目したいと