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今回の事件をきっかけに、日本人が今後さらにテロリストにとって利用価値の高い格好の標的になる可能性が高くなったといっても過言ではない。 遠い中近東でなく、日本の近隣諸国で活動してきた東南アジアのイスラム過激派組織のJIは、バジル師ら中核メンバーが逮捕され弱体化しつつも、インドネシア、マレーシア、タイ南部、シンガポール、フィリピン南部、ブルネイにおけるイスラム国家樹立を目指している。 そして依然としてタイ南部のイスラム過激派によるテロやフィリピンの「アブサヤフ」による身代金目当ての誘拐事件に加え、インドネシアでは「東インドネシア聖戦士機構」(MIT)や「ジェマー・アンシャルット・タウヒッド」(JAT)によるテロ事件などが頻繁に発生している。 JIの残存勢力を含む同一派が復活を狙っているとも指摘され、日本にとっても対岸の火事ではない。シリアやイラクで勢力拡大するISによるプロパガンダが、こうした
日本アイ・ビー・エム(日本IBM)とソフトバンクテレコムは2月10日、「Watson」に日本語を学習させ、Watsonを活用したさまざまなアプリケーションを共同展開すると発表した。 Watsonは人間のクイズ王に勝利したことで知られる、自然言語ベースのコグニティブ(認知的)技術。クラウドで提供され、人間が自然言語で投げかける複雑な質問を解釈し、膨大なデータの中から根拠に基づいた回答を提案する。膨大なレシピデータから料理を提案するアプリケーションもあるが、これまでWatsonは日本語には対応していなかった。 Watsonがアルファベット以外の文字による言語に対応するのは初めてという。データ分析によって意志決定の改善が期待できる教育や銀行、保険、小売り、医療などの分野で普及を目指す。
都内で、ヨルダン軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉についてのニュースを映したテレビ画面の前を通り過ぎる人(2015年2月4日撮影)〔AFPBB News〕 2月3日(日本時間4日未明)、イスラム国は、ヨルダン軍パイロットのムアズ・カサスベ中尉の処刑動画をネットで公開した。この件を受け、ヨルダンのモマニ情報相は「1月3日に殺害されたとの情報を得ている」と発言した。事実であれば、時系列的には以下のようになる。 ・2014年12月24日 カサスベ中尉がイスラム国に拘束される。 ・2015年1月3日 カサスベ中尉が処刑される。 ・1月17日 安倍首相が訪問先のエジプトで、周辺国への2億ドルの援助を表明。 ・1月20日 イスラム国が後藤氏・湯川氏を登場させ、72時間(3日間)の期限をきって、日本に身代金を要求する動画を公表。 ・1月24日 イスラム国が、湯川氏の遺体写真を持つ後藤氏の静止画
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