東日本大震災の津波で損傷した南相馬市の自宅で、犠牲となった家族のために置かれた供え物の前で手を合わせる人(2015年3月8日)〔AFPBB News〕 「市民の方々の不安にお答えして、できる限り広く除染を行っています」と説明するスタッフに、地元の医師から質問が飛びました。 「市民の皆様って言うけど、そこにお金をかけることを望んでいる人って、そんなにたくさんいるのかい? 私が診察する患者さんで、そこまで除染の心配をしている人を、見たことがないんだけど」 一方、いつも被曝検査の結果説明を行っている医師からは別の意見も出ました。 「被曝を心配して来る人たちの一部は、今でも水道水すら怖がっている。たぶん0.0000・・・.μSv/h(マイクロシーベルト)とかまで下がっても、そこにセシウムがある限り不安は消えないのではないか」 毎日地元の人々の話を聞いているスタッフの間でも、窓口によって「一般の声」