友人のひとりは、回想して言う。 「この頃は、お忙しかったためか常に緊張されているような感じでした。洋服も毎日替えて、それに合わせたブランドのスカーフを身に付けていらっしゃいました。洋服にホコリがつくことを気にされるようで、前肩をよくはらっていたのが印象的です。『几帳面ね』というと、『自宅に帰るとまずスーツを衣紋かけにかけて、ホコリをはらって、職場で染み付いたタバコの臭いをとるの。何度も手を洗って、やっと落ち着くという感じ』と、語っていたことを思い出します」 ©共同通信社 雅子さまに何度も手を洗うような仕草が見られるようになったのは、北米二課に勤務するようになってからだった。潔癖性というわけではないが、どこか神経が張り詰めているようだった。当時の流行もあるが、雅子さまはかっちりしたスカートのスーツを好み、スカーフを首に巻くことが多かった。 この友人がつづける。 「スーツを着ると気が引き締まる
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