ボストンのサービスアパートに入居して二週間経ちましたが、全く落ち着きません。昨日までの三日間は5時間のフライトでユタ州に行って来ました。モノを思う余裕がないので宋メールを書けませんでした。 ちょうど週刊文春の連載が終わったのでそのご報告を兼ねて4月26日号に掲載れた「それでも社長になりたいあなたへ」の寄稿文を転載させてください。 人間は何のために働き、生きているのか――。この連載における大きなテーマでもありますが、「命があるから」と答えても誰も納得しないでしょう。 若い頃に私は「中国を変える」という夢を抱いた時期があります。実際、数カ月、北京で中央政界入りを探ってみました。しかしあまりにも汚い政界の実態を目の当たりにして、やっぱり経営に打ち込もうと思い直しました。このように一つの目標が消滅し、別の目標が生まれることもよくある。人生の目標と関係なく、人は働いて生きるのです。 今年二月のチベッ