JIS X 0213/0208: 1面26区20点 [第1水準] (Shift_JIS=0x8DB2, EUC-JP=0xBAB4, ISO-2022-JP=0x3A34) MJ文字図形: MJ006634
形声。「人」+音符「憂 /*ɁU/」。「やさしい」を意味する漢語{優 /*ʔu/}を表す字。 「会意形声文字」と解釈する説があるが、誤った分析である。
JIS X 0213/0208: 1面41区11点 [第1水準] (Shift_JIS=0x954A, EUC-JP=0xC9AB, ISO-2022-JP=0x492B) MJ文字図形: MJ011201
会意。「日」(太陽)+「囗」(土地)、太陽が地上に登るさまを象る[字源 1]。「あさ」を意味する漢語{旦 /*taans/}を表す字。 太陽(日)が地平線(─)から姿を現すさまを象るという説があるが、これは楷書の形に基づいた誤った分析である。甲骨文字の形を見ればわかるように、「旦」の下端の横線は「囗」に由来するため地平線とは関係がない。 会意(OC/*tˤan-s/)。最新の知見では「日」+「丁({頂}頭の象形)」。頭上に日が昇る様を象る字。[字源 2] 下部の四角や丸などで表される部分は「丁」であるという説。「丁」は{頂}の表意字で頭の象形。丁#字源、正#字源、天#字源も参照。 「丁」を声符とする説(于省吾)があるが、「旦/*tˤan-s/」と「丁/*tˤeŋ/」で声(韻)が合わない。 「廛/*[d]ra[n]/」の楚文字の形は「⿸厂⿱旲土」で「厂」+「土」+声符「旲」から成り、「旲」は
象形。下に向けた手の形から。元は「つかむ」のみの意で、「つめ」には「叉」に点を打った文字(「掻」の旁の上部)があったが、後代に「つめ」の意も含むようになった。
象形。十字路を象る[字源 1]。「みち」を意味する漢語{行 /*ɡˤaŋ/}を表す字。のち仮借して「ゆく」を意味する漢語{行 /*ɡˤraŋ/}や「おこなう」を意味する漢語{行 /*ɡˤraŋ-s/}に用いる[字源 2]。 ↑ 羅振玉 『殷墟書契考釈』 永慕園、1914年、20頁。 裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、117頁。 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、420-425頁。 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、138頁。 林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、190頁。 ↑ 漢語多功能字庫「行」 香港中文大学、2024年9月9日閲覧.
JIS X 0213/0208: 1面26区64点 [第1水準] (Shift_JIS=0x8DDE, EUC-JP=0xBAE0, ISO-2022-JP=0x3A60) MJ文字図形: MJ013613
形声。「立」+音符「青 /*TSENG/」。 かつて「会意形声文字」と解釈する説があったが、根拠のない憶測に基づく誤った分析である。
指事。縦棒の中間点に○印をつけたもの。「まんなか」を意味する漢語{中 /*trung/}を表す字。なお、下記甲骨文字や金文の「𠁩」は旗竿を象った字(一説に{幢 /*droong/}を表す字)と「中」とが組み合わさったもので、「中」の字源と直接の関係はない。[字源 1]
象形。「厂」の部分が原字で、いしの形を象る。のち羨符「口」を加えて「石」の字体となる。「いし」を意味する漢語{石 /*dak/}を表す字。[字源 1] 『説文解字』では「口」をいしの象形として「厂」を崖と解釈しているが、甲骨文字の形を見ればわかるように、これは誤った分析である。 ↑ 李孝定編述 『甲骨文字集釈』 中央研究院歴史語言研究所、1970年、2957-2959頁。 裘錫圭 『文字学概要』 商務印書館、1988年、134頁。 張世超、孫凌安、金国泰、馬如森 『金文形義通解』 中文出版社、1996年、2342-2343頁。 季旭昇撰 『説文新証』 芸文印書館、2014年、727頁。 林志強等評注 『《文源》評注』 中国社会科学出版社、2017年、326-327頁。
形声。「口」+音符「禾 /*KOJ/」[字源 1]、「龢」の偏を入れ替えた異体字。「調和する」を意味する漢語{和 /*gooj/}を表す字。 会意文字とする説があるが、これは誤った分析である。
『大漢和辞典』(だいかんわじてん、旧字体:大漢󠄁和辭典)は、大修館書店で出版されている漢和辞典の最高峰。鈴木一平の発案で諸橋轍次を代表として編纂された。諸橋大漢和とも称される。完成までに数十年に及ぶ歳月を経ている(鈴木が依頼した1925年から初版刊行の1960年まで35年、諸橋が遺嘱した補巻刊行の2000年まで75年)。 大修館公式サイトでは『親文字5万余字、熟語53万余語を収録した世界最大の漢和辞典』[1]と紹介されており、詩経・論語・孟子・老子・荘子など古今の書物から収集した熟語のほか、1万字程度の篆書、親文字および収録語彙の索引を有する。全15巻構成となっており、辞書本文を収録した第1〜12巻、親字索引(第13巻)、語彙索引(第14巻)、さらに追加の語彙と文字を収録した補巻(第15巻)が刊行されている。1984年の修訂版刊行の際には中国政府から500セットの一括発注を受けるなど、東
仮名(かな)とは、日本語の表音文字の一種。漢字を基にして日本で作られた文字を指す。古代の万葉仮名に起源を持つ。漢字の字義を捨て表音文字として用いる(借字・仮借)ことからこのように呼ぶ[1]。 現在一般には平仮名(ひらがな)と片仮名(カタカナ)のことを指す。表音文字の一種であり、基本的に1字が1音節を表す音節文字に分類される。漢字(かんじ)に対して和字(わじ)ともいう[2]。 日本に漢字が伝来する以前、日本語には固有の文字がなかった[注 1]。しかし、朝鮮半島から漢字とともに伝来した「漢文」は当然ながら中国語に基づいた書記法であり、音韻や構文の異なる日本語を書き記すものではなかった。この「漢文」を日本語として理解するために生まれたのが「漢文訓読」である。 しかし地名や人名などの日本語の固有名詞は、漢字をそのまま使ってもその音を書き記すことはできない。そこで使われたのが漢字本来の意味を無視して
大ベストセラー漢字字典『五體字類』は、文字が枠線を飛び出し、たむろし、文字の中に文字が入り、めちゃくちゃ自由です。 文字たちのあまりの勢いに、ながめるだけで元気がでます。最近自分で購入し、家でじっくり鑑賞しています。 ページを開いたときの衝撃 大学の授業で、江戸時代の文章を読む課題が出たときのこと。 大胆にくずして書かれた文字が読めず困っていたところ、先輩から「この本で調べてみなよ」と渡されたのが、 この『五體字類』(西東書房、写真の本は第3版、1984年)でした。 「調べるぞー」と開いてみると、 えっ (p.102) えええっ! (p.459) ・・・!? 思わず本を閉じてしまいました。 早く閉じないと、文字が本から飛び出してしまいそうだったからです。 かなり頼れる字典 あまりの文字の自由度に度肝を抜かれたこの『五體字類』、漢字のさまざまな字体を収録した字典であります。 漢字
2014年03月13日17:30 カテゴリ四方山話 漢字らしくないカンジ(漢字)(3) ー 「〆」 最後にとりあげるのは、 「〆」 です。これは、かつては「漢字ではない単なる記号」として扱われていたものであり、今でも「漢字ではない」とお思いの方が多いと思われます。 ですが、これも現在では漢字として扱われているのです。但し、「漢字」とは言っても 国字(コクジ) つまり「漢字にならって日本で作られた文字」ということになっていますので、音読みはなく、 「しめ」 という訓読みしかありません。 この漢字も、前回とりあげた「卍」のように、あまり使われることがない文字です。おそらく、使うとしたら 「締」 という漢字の代わりとして 「〆切(しめきり)」 のように用いるか、封書の口に「閉め」という意味で書くくらいであろうと思います。 一応、部首と画数も決まっていて、 部首 : 「丿」(ヘツ) 画数 : 2画
「券」の旧字形に似ている漢字として、「𠔉」に「力」を書く字があります。 この「劵」という字は、大正6年(1917年)に刊行された、上田萬年などが編纂した『大字典』によれば、「倦」と同義で、訓読みは「ツカル(動・下二)」と表記され、「倦」の字の現代での訓読みは「つか-れる」「う-む」、音読みは「ケン」などです。 《「新字体・旧字体対照表」の見方など》 この表は、別ページに用意している『新字体・旧字体相互変換アプリ』の設定について補足するものです。2010年(平成22年)に改定された常用漢字表及び、各種辞典等を参考にしていますが、旧字体の全てについて定義するものではありません。 ここでの旧字体(旧字)とは、1946年〈昭和21年〉に告示された「当用漢字表」を受け、略字の採用・点画の整理などが行われて告示された1949年〈昭和24年〉の「当用漢字字体表」と、それを引き継いだ「常用漢字表」で定め
「む」の筆順 「ム」の筆順 現代標準語の音韻: 1子音と1母音からなる音 /mu/。両唇を閉じて鼻から声を出す有声両唇鼻音[m](ま行子音)と、非円唇後舌狭母音[ɯ](う)からなる。 五十音順: 第33位。 いろは順: 第23位。「ら」の次、「う」の前。 平仮名「む」の字形: 「武」の草体 片仮名「ム」の字形: 「牟」の上の部分 ローマ字: mu 点字: 通話表: 「無線のム」 モールス信号: - 手旗信号:7→5 発音: む[ヘルプ/ファイル]
新字体は明治期から続く文字改革の流れで誕生した。すべてが戦後に新しく考案されたのではなく、従来広く手書きで使われていた誤字・譌字・略字を正式な字に昇格させたものが多い[1]。1923年に臨時国語調査会が発表した「常用漢字表」に略字表が含まれるなど、戦前から略字の導入が構想されていた。 1946年に内閣が告示した「当用漢字表」では131字が簡易字体で示され、1949年に告示した「当用漢字字体表」[2]により、約500字が簡易字体となった[3]。1951年には当用漢字以外で子の名付けに使うことができる漢字を示す「人名用漢字別表」が告示されたが、その中には「彦」「穣」「聡」「蘭」のように当用漢字に合わせて字体整理が施された簡易字体のものがあった。1950年代以降に活字の改刻が進むと、新聞や書籍など印刷物の漢字はほぼ全面的に新字体に切り替えられた。 当用漢字は、原則として印刷文字の字形と筆写文字の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く