余戸里(あまるべのさと)。:松江市東出雲町揖屋・上意東・下意東周辺を指す。後に築陽郷となる 郡家の正東六里二百六十歩の所にある。〔神亀四年の戸籍編成によって、一里を立てた。だから、余戸という。他郡の余戸もまた、これに同じ。〕 野城駅(のぎのうまや)。:安来市能義町周辺 郡家の正東二十里八十歩の所にある。野城大神(のぎのおおかみ)※1が鎮座していらっしゃるのによって、だから、野城という。 黒田駅(くろだのうまや)。:松江市大草町の出雲国府に隣接していたと考えられる 郡家と同所にある。郡家の西北二里に、黒田村※2がある。土地の色が黒い。だから、黒田という。もとは此処にこの駅があった。そこで名付けて黒田駅という。今は東に移されて郡家に付属している。今なお もとのまま黒田の名で呼んでいるのである。 宍道駅(ししぢのうまや)。:松江市宍道町佐々布北部とされる 郡家に正西三十里の所にある。〔名の説明は
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