ステーキ肉は印刷する時代へ! 大阪大学が和牛のサシまで3D印刷を可能にする2021.08.30 10:0021,937 岡本玄介 その名は「3Dプリント金太郎飴技術」。 大阪大学が、培養した牛肉の筋繊維と脂肪、血管を線維組織ファイバーとして細長く作り、和牛肉の組織構造を基にそれらを束ねて、3D印刷で和牛のステーキ肉を作ることに成功しました。 細長いファイバーを束ねると、あたかも金太郎飴のようになるので、スライスすればOKというお手軽さです。 好みのステーキ肉がカスタム可能線維組織ファイバー3種の位置や分量を調節すれば、赤身の間に脂肪を挟んでサシも作り出せ、微妙な味や食感がカスタマイズ可能になります。これまでは筋線維のみで試みていたので、ミンチのような肉しか作られなかったのだそうです。しかし脂肪と血管も混ぜて作る「3Dプリント金太郎飴技術」で、より自然に近い肉が印刷できるようになりました。