Cisco Systemsは、広範にわたるセキュリティ勧告を発表し、同社製品の多くが稼働するOS「Cisco Internetwork Operating System(IOS)」に存在する脆弱性11件の詳細情報を明らかにした。 脆弱性のうちの1件は「きわめて深刻(highly critical)」とされており、これをハッカーが悪用すると、影響を受けるシステムを危険にさらしたり、サービス拒否(DoS)攻撃を仕掛けたりできるようになるおそれがある。米国時間3月24日に発表された勧告は、Ciscoが1年に2回予定しているCisco IOS向けセキュリティアップデートの一環だ。 このきわめて深刻な脆弱性は、Session Initiation Protocol(SIP)を実行する「Cisco IOS 12」搭載デバイスに影響を及ぼす。SIPは、多くの企業が音声や動画による通話の開始と終了に利用し