「わかりやすいアジャイル開発の教科書」を献本して頂き、じっくり読んでみた。 アジャイル開発を実践する時に最初に参考にするガイドブックとして使えるのではないかと思う。 感想を箇条書きでラフなメモ書き。 【1】アジャイル開発が目指すものは何なのか、というWhyを説明してくれている。 アジャイル開発そのものを自己目的化しないためにも必要。 【2】ソフトウェアの価値とは何なのか? この部分は、日本のIT業界が遅れている所だと思う。 理由は、受託開発案件が多いために、プロジェクトを納期までにとにかくCloseさせることに精一杯であり、納品したソフトウェアやシステムが顧客に役立っているのか、という観点まで頭が回らないから。 普通は、1次開発で赤字を出しながらも何とか本番稼動させて、2次開発や運用保守で、顧客の業務と実システムの不一致や、業務の改革まで目を向けるようになる場合が多いように思う。 本来は、