■Standard Annotation Language(SAL)とメタデータ ヘッダ・ファイルつながりで、Standard Annotation Language(以下、SAL)についても紹介しておこう。 マイクロソフトが最近公開したC/C++用SDKは、ほぼすべてでSALによる注釈が行われている。SALとは、C/C++のソース・コードにプリプロセッサ・マクロとして埋め込まれたメタ言語である。 マクロとして埋め込まれた「SAL注釈」は、プリプロセス時にMicrosoft Visual C++の拡張記法(「__declspec」またはC++/CLI用に追加された属性記法)に展開され、最終的にはPREfastやVisual Studioの静的コード分析に利用される。ちなみに、先ほど紹介したP/Invoke Interop Assistantも、部分的ではあるが、SAL注釈のパースに対応して