能登半島地震で、石川県輪島市の日本海沿岸にある観光スポット「窓岩」が崩落した。 板状の岩の真ん中に、直径2メートルほどの穴がぽっかりと口を開け、窓のように見えることから名づけられた。日本海の荒波が作り出した奇岩として知られる。特に穴からのぞく夕日が幻想的とされ、全国各地から人が訪れる名所の一つだった。 地震の後、岩の上部が崩落し、かつての姿は一変した。かろうじて穴は残っているものの、リングは一部欠けたようにも見える。近くの西村優希さん(16)は「地元の人が大事にしていた風景なので残念です」と話していた。