【新民主党解剖】第9部癒えぬ傷跡(下)“政策ロボ”逡巡…「天命でしょう」 (産経ニュース) 菅自身は複数案を検討した。15日夜、都内のホテルで参院議員会長の輿石東(こしいしあずま)と会談した際、意中の幹事長候補として岡田のほか文部科学相の川端達夫、防衛相の北沢俊美を挙げた。 ただ、小沢の側近で、参院のドンでもある輿石と北沢の関係は悪く、幹事長起用はこれから“主戦場”となる参院に軋轢(あつれき)を生む。 菅、小沢双方と距離を置く中間派の川端なら党内融和には適任だが、川端に「火中のクリ」を拾う考えはない。川端は周辺にこう漏らした。「(脱小沢を唱えた)岡田や国土交通相の前原誠司らは、自分でまいたタネは自分で刈り取るべきだ。関係ない中間派を弾よけに使うべきではない」 菅にすれば、小沢側が代表選前に求めたとされる輿石の幹事長起用を認めれば元も子もない。岡田を選ぶしかなかったともいえる。 派