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ブックマーク / www.jaog.or.jp (3)

  • 放射線被爆と先天異常

    【はじめに】 医学の進歩とともに放射線診断の機会が増加し、診断量照射(低線量)について注目されるようになった。妊娠女性でも例外でなくその被曝により将来起こるかもしれない障害の大小と検査の有益性との判断を要求される。胎芽・胎児は子供や成人に比べ放射線の感受性はより大きく、照射時期や線量によって影響が異なる。心配されるものは胎芽・胎児死亡(流産)、外表・内臓奇形、発育遅延、精神遅滞、悪性腫瘍、遺伝的影響などである。 【1.胎芽・胎児への影響】(表1) 胎芽・胎児の発育期は、着床前期(受精0~8日)、主要器官形成期(受精9日~60日)、胎児期(受精60~270日)に分けられ、時期により発生する異常が異なる。表1に主な異常と胎児発育期間およびしきい値を示した。流産(胎芽・胎児死亡)は着床前期に最も多く、器官形成期の被曝でも起こる。そのしきい値は100mGy以上である。外表・内臓奇形は器官形成期にの

    mobanama
    mobanama 2013/08/21
    "遺伝的影響ryしきい値はUNSCEAR(原子力放射線影響に関する国際科学委員会、2000)では1000~1500mGyと推測している"閾値?確認。倍加線量との関係でなんか導いたりしたのかな?
  • 飲酒、喫煙と先天異常

    【はじめに】  近年、生活習慣の欧米化に伴い、飲酒や喫煙習慣をもつ女性が増加している。特に若い女性に増えており、妊娠中の飲酒や喫煙により胎児がアルコールやタバコに被爆される機会が増えている。アルコールやタバコが胎児に悪い影響を及ぼすことは明らかであり、治療法はないが、禁酒や禁煙により予防可能である。アルコールとタバコの胎児被爆の影響について解説し、妊娠中の禁酒、禁煙の重要性を強調したい   【アルコール】 1.胎児への影響  妊娠中のアルコール被爆により、流産、死産、先天異常が生じる。アルコールが催奇形性を有することは明らかであり、先天異常としては以下の症状がある。   1. 子宮内胎児発育遅延ならびに成長障害    2. 精神遅滞や多動症などの中枢神経障害   3. 特異顔貌、小頭症など頭蓋顔面奇形    4. 心奇形、関節異常などの種々の奇形  これらの症状を有する典型的なものは「胎児

    mobanama
    mobanama 2011/07/29
    "胎児への影響は一日飲酒量だけでは判断できず、飲酒パターンが関与すると考えられている"生物学的に意味のある時間幅での「dose」率が重要ってことか。
  • Nuchal Translucencyについて

    <はじめに>  Nuchal Translucency(以下NTと略)とは、妊娠初期の胎児を超音波検査で観察する際、後頸部に存在する低エコー域のことである(図1)。 NTはすべての胎児に認められるが、この低エコー域が通常の胎児に比べて厚くなっているときは、染色体異常や心奇形などの可能性があるとされている。欧米におけるNTの取り扱いは、出生前診断のマーカーの一つであって、母親の年齢や母体血清マーカー試験などと組み合わせて用いられている。その背景には、長年培われてきた出生前診断の組織だったシステムが存在しており、専門家による遺伝カウンセリングや心理士によるフォロー体制が充実している。つまりNTが臨床応用される以前から、欧米では混乱なく受け入れられる素地はできあがっていたといえる。 一方、わが国では、必ずしも出生前診断の運用システム(カウンセリングやフォロー体制)が充実しているとはいえ

    mobanama
    mobanama 2009/06/03
    "Nuchal Translucency"
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