コミック雑誌の最近号に掲載された漫画「美味しんぼ」の内容が福島の風評被害を招くとして雑誌社に厳しい批判が集中している。主人公の山岡らが福島第一原発を取材に出かけて東京に戻ってから原因不明の鼻血が止まらない。医師は原発事故の関連を否定するが、山岡は被曝の不安を捨て去ることができないでいる。 しかし、この内容に対して、多くの学者が鼻血は被爆とは関係なく、こうした表現は福島の人々に心の負担になり偏見や差別をおこしかねないと批判的であり、読者からも厳しい意見が続出している。 自分自身も早速、この雑誌を購入して読んでみたが、特徴的だったのはこの漫画の1ページと最終ページだ。物語の始まりは昨年4月、福島第一原発を取材する直前、山岡が勤務する新聞社内での会話から始まる。安部首相が原発再稼働の方針を明言する新聞記事を読んで女性社員が疑問の言葉を発する。「これだけ国土を破壊し膨大な経済損出をこうむっても原発
![「美味しんぼ」を読んで - 粗忽な夕べの想い](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2e7c596643a960f8ae81aea57d0e3c18d8e9f099/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F51%2F1d%2F61a1b2217ce4533c33e2fa6d23eb584b.jpg)