第1回に続いて10/19の第2回目の放送も盛り沢山で内容の濃いものだった。第2回は、むしろ中身が詰め込みすぎで、2回から3回分の放送が1回1時間に無理に凝縮された感もあった。内容を整理すると次のようになる。①大豆の価格高騰と品薄のために味噌大手のハナマルキは従来の供給元である米国農家から安定調達できなくなった。②ウクライナの肥沃な農地を求めて世界中から資本が殺到、各国資本による土地の奪い合いが起きていて、日本はその競争に出遅れてしまった。③日本への最大の小麦輸出国である豪州では旱魃に強い品種改良のために遺伝子組み換えに着手、南アでは増産のためにすでに国内で遺伝子組み換えトウモロコシを本格生産し始めた。④日本が食糧危機に対応する方策は米(ライスパワー)の見直しであり、特に米粉食品の開発と飼料米の生産である。飼料米を休耕田で生産すれば飼料用トウモロコシの輸入は不要になる。⑤日本は年間900万ト