イランがイラクに駐留するアメリカ軍を狙って弾道ミサイルの攻撃を行ったことについてイラク政府は8日、声明を出し、イラン側からは攻撃を始めるタイミングで連絡があり、それと同時にアメリカ側からミサイルによる攻撃があったと連絡を受けたことを明らかにしました。イラン側はアメリカ軍が駐留する基地を攻撃の対象とするとしたものの具体的な場所は示さなかったということです。 そのうえで、「緊張を緩和し、戦争を防ぐため、内外の関係者と連絡を取り合っている。イラク政府は主権の侵害や国土への攻撃を拒否し、イラク国民を守るため事態がエスカレートしないよう努力を続けている。今回の危機は地域や世界を脅かしている」として、イラクを舞台にしたアメリカとイランの報復の応酬に強い懸念を示しました。