女子50メートルバタフライを制し、笑顔の池江璃花子=東京辰巳国際水泳場で2021年2月21日(代表撮影) 競泳の東京都オープン最終日は21日、東京辰巳国際水泳場で行われ、白血病で長期療養していた20歳の池江璃花子(ルネサンス)が非五輪種目の女子50メートルバタフライで25秒77をマークし、昨年8月の実戦復帰後初優勝を飾った。 予想以上の好タイムに池江本人も驚きを隠せなかった。「26秒1ぐらいが今の日本ランキング1位のタイムと思っていた。それぐらいはと思っていたが、大幅に更新し25秒7が出るとは……」 20日に出場した100メートルバタフライでは「こんなにきつかったっけ?」とスタミナ面で課題を口にしたが、片道勝負の50メートル種目ではその不安をみじんも感じさせなかった。前半25メートル通過時点で後続に体半分の差を付ける。大きなストローク(腕のかき)でしぶきを上げながらぐんぐん進み、その差を広