日刊工業新聞社主催の「最新情報戦略フォーラム2005」で、ドコモの中村社長が登場。同社の取り組む事業の概要を紹介した。 6月29日に日刊工業新聞社が開催した「最新情報戦略フォーラム2005」で、NTTドコモの中村維夫社長が講演を行った。テーマは「モバイルが実現するユビキタス社会」。 中村氏はこの中で、ドコモが取り組む事業の全体像を示した。ドコモとして、どんなユビキタス社会を想定しているかも分かる内容だった。 「人―人」以外の通信も多様化 冒頭、中村氏は世界の携帯電話市場を紹介。特に注目しているのは中国市場だ。中国での携帯加入者は3億5000万加入に達しようとしている。 「それでいて、普及率はまだ24%。いかに大きい市場かが分かる」。ドコモはiモードを国外にも展開するなど海外進出に熱心だが、中国市場にも魅力を感じていることをうかがわせた。 その上で中村氏は、ドコモが現状どのような事業に取り組