KDDIが「愛・地球博」向けに提供する情報端末「愛・MATE」を利用した、P2P通信の実証実験が行われる。愛・地球博会場内で実施されるもので、KDDI、京セラコミュニケーションシステム(KCCS)、慶応義塾大学、名古屋工業大学、スカイリー・ネットワークス、スゥープが参加する“産学協同プロジェクト”だ。中には、“P2PでVoIP”という興味深い実験もあった。 実験はいずれも7月中に行われる予定。7月8日には同会場で、報道向けに内容が先行公開された。 KCCSが「P2PでVoIP」を提案 愛・MATEは、OSにWindows Mobile 2003を搭載したモバイル端末。主に会場スタッフが携帯しており、画面上に会場地図を表示させたり、スタッフ間で落し物/迷子情報を共有したり、各パビリオンの待ち情報を表示したり……といった使い方がされている。 しかし今回、さらなる使い道を模索するというコンセプト
KDDIは,6月29日に「モバイル版WiMAX『IEEE 802.16e』」の実験に成功した」と突如発表し,通信事業者など業界関係者を驚かせた。しかしこの実験は,「1年前から準備を進めていた」(KDDIの渡辺文夫au技術本部ワイヤレスブロードバンド開発部長)という綿密な計画に基づいている。実験内容や狙いなどを,渡辺開発部長に聞いた(写真)。なおIEEE 802.16eは現在標準化作業中。採用技術はほぼ決まりつつあるが,最終的な標準化は10月の予定だ。 ――実験の内容と結果を教えて欲しい。 実験場所は大阪府の中心部で,利用した周波数は2GHz帯。もうすぐ稼働予定の2GHz帯対応の携帯電話用アンテナに,IEEE 802.16eの基地局設備を取り付けて伝搬実験を実施した。今回利用したアンテナは,3セクタ指向性アンテナを3局。つまり9セクタのエリアで構成している。帯域幅は,1チャネル当たり10MH
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