クアルコムのブースでは、UMTSのネットワーク上でテレビ放送ように多人数に対して映像を配信できるシステム「MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)」のデモンストレーションを行なっていた。 同社はHuawei Technologiesと共同で3GSMの会場内で新たなメディア配信システムのデモを行なった。MBMSは、UMTSやHSPAのネットワーク上で、複数チャンネルの映像を多人数に同報配信できる3GPPで標準化された技術。放送用に別の周波数帯を利用することなく、キャリアは既存のUMTS網を活用してメディアサービスを展開できる。 デモは、2007年第2四半期にも投入されるMSM7200チップセット上で実施され、3チャンネルの異なる番組を配信。複数の端末で同じチャンネルを表示して、オンデマンド映像ではない放送型のサービスであることを示していた。伝送