念願かない“JRA騎手”となったミルコ・デムーロ、彼とクリストフ・ルメールの通年参戦は日本競馬界にどのような影響をもたらすのか(写真は2012年の天皇賞・秋) 【写真:中原義史】 平成27年2月5日。外国出身の“JRAの騎手”が二人誕生した。競馬ファンにはすっかりお馴染みのミルコ・デムーロ(イタリア)騎手と、クリストフ・ルメール(フランス)騎手です。 二人は本国でもトップクラスの騎手であるわけですが、デムーロ騎手は1999年から短期免許で来日して354勝(GI10勝)、ルメール騎手の方は2002年からの騎乗で245勝(GI5勝)という勝ち星を積み上げ、ともに多くの日本のファンを魅了してきました。 この二人のJRA騎手免許取得が、今更ながら大きな話題になっているのには、いろいろな理由がありますが、最大のポイントとして挙げられるのは、彼らの“通年免許”の取得が、海外の騎手が日本に“移籍”するよ