槌谷さんとは、僕が大学院生だったころ、シナリオ・センターで同じゼミのグループだった。そして数年が経ったころ、フジテレビのヤングシナリオ大賞で佳作を獲ったことを知った。その後TBSの名だたる名作に名を連ねていることを知り、今回話しを聞く機会に恵まれた。数年ぶりに会った彼は、僕が知っている彼と同じだった。 槌谷健 1981年大阪府和泉市生まれ。2003年 シナリオセンター大阪校入学 2015年「人体パズル」で第27回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作受賞。 その後はテレビドラマを中心に脚本を執筆。 主な作品に、「ブラックペアン」「下町ロケット」「東京タラレバ娘スピンオフ企画 東京ダラダラ娘」「半沢直樹エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード」など。 脚本家を志したきっかけ そもそも何で脚本を書こうと思ったんですか? 槌谷 僕は経営学部で、もともと自分で起業して何か面白いことがしたいという想い