3歳の頃、娘がドハマリしていたのが『千と千尋の神隠し』である。(ディズニー『眠れる森の美女』もよく見ていた)。 一緒に見ているといろいろ考えたくなるのが、この話の面白いところだ。 この世界のルールって何だ? 終盤、こんなやりとりがある。 湯婆々「でも坊や、これは決まりなんだよ」 千尋「掟のことはハクに聞きました」 湯婆々「いい覚悟だ」 ここでは、この「決まり」「掟」について言及されない。坊に「ばあばのこと嫌いになっちゃうぞ」と脅されても、湯婆々は「決まり」を翻すことができない。 湯婆々と同程度の力を持つ銭婆も「決まり」について言及している。 銭婆「あたしにはどうすることもできないよ。この世界のルールだからね」 「あんた一人でやるしかない、両親のことも、ボーイフレンドのことも」 この発言は、「両親を取り戻す」と「ハクの真名を取り戻す」が共に「この世界のルール」に縛られていることを示唆している
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