この世界の片隅に : 上 (アクションコミックス) ■ 【オススメ】 昭和18年12月にはじまる、呉に嫁入りした女性の物語。 前段となる短編3本、 昭和9年、10年、13年を経て、 昭和18年12月から始まる本編。 広島から呉へ嫁入りした主人公。 夫に請われての結婚で、 彼や家族に不満はないし、 もともとぼんやりした子ではあるが、 それでも頭にハゲができるのはホームシックか、 あるいは社会の雰囲気ゆえか。 戦争も色濃くなり、そんななかでも 生活を送る庶民の物語。 のんびりのどかな雰囲気が主で、 そうはいってもヒロインははげるくらいなのだから 何らかの悩みは感じている。 義姉のいびりのようなものはあるが、 それは家族の誰もとりあわず当人もあまり気にしていない様子で、 そうなるとやはり戦争の影が原因か。 といってもそれ以外には、 そう戦争戦争に悩まされるわけでもなく、 それが自然で普通と思えば