パ・リーグ最下位の星野楽天は苦悶の日が続いている。27日の西武戦(西武ドーム)に競り勝ったが、専ら指名打者だったランディ・ルイーズ内野手(33)を今季初めて「4番・一塁」で起用、フル出場させたところにお寒い台所事情が表れている。 星野仙一監督(64)はルイーズの守備を「世界で一番ヘタや。監督に就任した時、コーチから『山崎の方が数段マシですよ』と聞かされ、ウソやろうと思ったが、実際にキャンプで見て仰天したよ。(送球が)塁間さえまともに届かんのだから」と酷評していた。 昨シーズン途中に楽天入りし12本塁打をマークしたルイーズは、チームナンバーワンの長打力を秘めるが、今季打率・182と確実性は乏しい。今季は打撃不振で5月9日に抹消されると、2軍暮らしが1カ月以上にわたった。 しかし、今月12日に「4番・一塁」が指定席だった山崎が右手中指剥離骨折で戦線離脱するとルイーズが1軍に昇格。26日に