野田佳彦首相は3日夜、東京都内のホテルで若手企業経営者らの会合に出席した。参加者によると、首相はあいさつで、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加と消費税率の引き上げ、安全保障問題を挙げて「自分の代で国難をしっかりと受け止め、不退転の覚悟でやりたい。捨て石になってけりをつける」と強調。一川保夫防衛相の更迭要求が高まる中、米軍普天間飛行場の移設を含む政権の課題に取り組む決意を改めて示した。【光田宗義】 【関連記事】 辺野古アセス 一川防衛相:早期辞任論拡大 判断迫られる野田首相 一川防衛相:民主執行部も批判 前原氏「勉強不足過ぎる」 提言型政策仕分け:提言、率先取り組みを 野田首相が指示 ファイル:民主・藤井氏「首相の謝罪遅い」