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  • 『真実の終り』 - 内田樹の研究室

    「真実の終わり」(ミチコ・カクタニ、集英社、2019年)の書評をある雑誌から頼まれた。たいへん面白いだったので、すぐに書評を書いた。書き終えてから原稿依頼メールを見たら「800字」とあった。 3000字近く書いてしまっていたので、しかたがないので、短くしたものを雑誌に送った。せっかく書いたものなので、ロングヴァージョンをここに上げておくことにした。 ソーカル=ブリクモンの『知の欺瞞』はフランスの哲学者たちがどうしてあれほど分かりにくく書くのかについての憤激に動機づけられたものだったけれど、『真実の終り』はそれから20年後に何が起きたのかを教えてくれる。 どうして、世界中の政治指導者たちが同時多発に「真実」に対して冷笑的になったのかずっと不思議だった。嘘つきというのはもともと器質的なものである。病的な虚言癖の人間は一定の比率で必ず登場する。だから、「病的な嘘つきがもたらす災厄からどうやって

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