「目の見えない人にも映画館で映画を楽しんでほしい」 視覚障がい者の映画鑑賞を、言葉による映像の解説を用いてサポートする取り組みが存在する。シーンの状況や登場人物の動作・表情などを、作風に合わせたナレーション(以下、音声ガイド)で説明・補足してくれるのだ。 まずは、『海獣の子供』冒頭シーンの映像をぜひ見てほしい。 この映像はシネマ・チュプキという東京の映画館で実際に上映されたものだ。本作を鑑賞した目の見えない方は、「映画の世界からまだ戻ってこれない」と言うほどに作品に没入することができたという。 本作の音声ガイドの脚本を書いたのは、シネマ・チュプキの支配人である和田浩章さん。シネマ・チュプキは「どんな人でも映画を楽しんでほしい」という想いのもと、上映する全ての映画に音声ガイドと日本語字幕が付き、車椅子スペースや「親子観賞室」と呼ばれる完全防音で映画を観ることができる個室が備えられている。 筆
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