システムモデリングに取り組む動機、取り組み内容、取り組み成果を、これまでの支援経験に基づき、数回にわたって紹介していきます。2015年7月23日に開催された「モデルに基づくシステムズエンジニアリング出版記念シンポジウム」での講演内容を基に紹介していく予定です。 複数ある方式から最適解を決めきれない怖くて制御モデルを変更できない仕様の漏れ、誤解釈による手戻りが減らない次世代製品のコンセプトが定まらないシステム全体で期待した性能が出ない新機種のアーキテクチャ見直しに自信が持てない<複数ある方式から最適解を決めきれない> 「十分吟味したが、最後の決め手が見つからない」といった方式選択に関する問題です。複数の実現方式を比較するための観点や評価項目が明確になれば適切な方式を選択できます。しかしながら、その観点や評価項目をどのように獲得すれば良いのかが見えていません。 方式選択はシステムエンジニアリン