HOME社会基盤センター報告書・書籍・ツール・教材報告書等ドイツ・欧州企業における「システムズエンジニアリングの実践に関する調査・分析結果報告」および 「システムズエンジニアリング 実践課題とベストプラクティス」を公開 概要 近年のシステム開発において、時代が向かうIoT、システムオブシステムズを指向するとき、そのシステムの複雑性、多様性に対応するために、旧来からのシステム開発のやり方では対応しきれない様々な課題に直面しています。そのひとつの指針として、システムズエンジニアリングが有効とされています。本年度IPA/SECでは事業計画のひとつである「システムズエンジニアリングの普及」において、その取り組みの一環としてフラウンホーファー研究機構/IESE(*1)と協業して、先進的欧州企業におけるシステムズエンジニアリングの先進適用事例・課題克服のベストプラクティスの調査・分析を実施しました。そ
中谷 幸司(なかや こうじ) イプシロンロケットプロジェクトチーム、計画管理/ロケットシステム/ペイロードインタフェース担当(打上管制隊ではロケット班長代理) 私は、2014年4月にイプシロンロケットプロジェクトチームに異動してきました。しかし周りはよく見知った人たちばかりでした。なぜなら異動前の私は2013年9月14日にイプシロンロケット試験機で打ち上げられた「ひさき」(SPRINT-A)の開発・打上・運用を担当しており、内之浦での射場作業中に衛星班長としてイプシロンの皆さんと毎日のように現場で顔を合わせ打ち上げに向けた作業について議論していたからです。 SPRINT-Aの初期運用が終了し、衛星を研究者に引き渡すことができた後、「さて、次の仕事はなんだろう?」と思っていた矢先に、イプシロンロケットプロジェクトへの異動の辞令が出ました。これまでずっと衛星や探査機分野の開発を行っていたので、
システムズエンジニアリング・公開ワークショップ 〜IoTに向けた新しい製品・サービスに求められるシステムズエンジニアリングの実践について考える〜 開催情報 本年度IPA/SECの事業計画のひとつである「システムズエンジニアリングの普及」において、その取り組みの 一環としてドイツ・フラウンホーファIESE*と協業し、欧州企業におけるシステムズエンジニアリングの 実践状況・ベストプラクティスの調査・分析を実施しました。その成果報告会として本年10月に東京と大阪 にてSEC特別セミナーを開催しました。 今回、その調査・分析から得られた成功事例・教訓事例をもとに、さらに踏み込んで、イノベーティブな製品・サービスを生み出す新しいシナリオ策定のために、要求されるシステムズエンジニアリングの実践と現状とを 照らし合わせ、そのFit/Gapについてアセスメントを実施し、必要アクションを思考するワークショッ
X 0166:2014 (ISO/IEC/IEEE 29148:2011) (1) 2019年7月1日の法改正により名称が変わりました。まえがきを除き,本規格中の「日本工業規格」を「日本産業規格」に読み替えてください。 目 次 ページ 序文 ··································································································································· 1 1 適用範囲························································································································· 1 2 適合性··········
「RACIチャート」というものをはじめて知ったのは、90年代半ばのことだ。当時使っていたアメリカのERPコンサルタント会社が、要件定義段階での役割分担をRACIチャートの形にまとめてきて、なるほど、こういう整理の仕方があるのかと知った次第だ。ついでにいうと、「サプライチェーン」という言葉も、同じ時にはじめてきいたのだった。まだ日本ではほとんど知る人のいない概念だった。 RACIチャートとは、業務の上での役割分担と責任範囲(Role and Responsibility)を、分かりやすく整理するための表である。ふつう横軸の欄には、関係者や部門の名前が並び、縦の行には業務を構成するアクティビティが続く。そして、どのアクティビティは誰がどのような役割で関わり、責任はどこが持つかを書く。このとき、
ソフトウェア高信頼化推進委員会 つながる世界の品質指針検討WG 利用時品質検討WG システムズエンジニアリング推進WG IoT高信頼化検討WG コーディング作法ガイド改訂WG 重要インフラITサービス高信頼化部会 製品・制御システム高信頼化部会 未然防止知識WG/IoTシステム安全性向上技術WG/JASPARのSTAMP適用事例検討PT 高信頼性定量化部会 ITサービス定量データ分析WG/信頼性メトリクスWG 製品・制御システム定量データ収集・分析WG/データ分析実証WG システム構築上流工程強化部会 システム化要求WG/モダナイゼーションWG/非機能要求グレード改訂WG 制御システムセーフティ・セキュリティ検討WG AI社会実装推進委員会 AI社会実装推進委員会 ソフトウェア工学推進委員会 ソフトウェア工学推進委員会 ※委員会メンバーについては2月1日現在の情報です。 ※過去の委員会活動
「最近の日本の経済はどうですか?」——外国人と食事をしていると、よくたずねられる話題だ。先週、北米の関連会社から来たエンジニアと食事していた時も質問された。またその前の週にも、フランスで開かれたPM関係の国際シンポジウムの夕食会で、隣り合わせた顔見知りに、まったく同じ事をきかれた。彼は米国のビジネススクールの学部長だった。反対側に座ったインド人(彼は豪州の大学教授だったが)も、興味深そうに聞き耳を立てる。米国もオーストラリアも日本から見れば隣国のようなものだが、こちらの発信力が低いせいか、日本の状況はさっぱり分からないらしい。わたしは答えた。 --良くないよ。GDPは成長どころか、じり貧だ。株価は一応保っているけど、最近の報道によると、日銀と政府系の年金基金はなんと、上場企業全体の7%もの株式を買って持っているらしい。つまり買い支えているわけだ。 その問いに答えるのは、簡単ではない。経済学
イザムバード・ブルーネルIsambard Brunel(1806-1859)の名前をご存じだろうか? 19世紀前半の英国を生きたエンジニアだ。生まれは今から210年前。その時代、英国は産業革命の成功を背景に、猛烈な勢いで勢力を伸ばし、北西ヨーロッパの島国から、世界最大の強国に成長しつつある時代だった。 BBC放送は2002年、「歴史上最も偉大な英国人」100人を選出した。1位はウィンストン・チャーチル。そして第2位がイザムバード・キングダム・ブルーネルだった(日本では「ブルネル」と表記されることも多い)。ちなみに、3位はダイアナ妃、4位がチャールズ・ダーウィン、5位シェークスピア、6位アイザック・ニュートン、7位エリザベス一世・・という具合だ。偉大な科学者や文芸家たちをおさえて、第2位の地位を占めた技術者ブルーネルとは、どんな人物だったのか? 1835年、首都ロンドンと、大西洋に面する英国
複雑化したシステムの安全性確保(STAMP) 近年の組込みシステムは、個々の構成要素自体の高機能化に加え、各構成要素が接続されて連動動作することにより、益々、大規模・複雑化が進んでいます。 IPAでは、そのようなシステムにおけるシステムライフサイクルの全般をカバーした安全性・信頼性・セキュリティ向上手法の調査・研究、およびその普及を目的とした活動を行っています。複雑なシステム設計において安全性を確保するため、システム理論に基づく事故モデル(STAMP*)およびその安全性解析手法(STPA**)に注目しつつ、我が国のソフトウェア開発実態に即したリスク評価手法の調査・検討および普及を行っています。 *STAMP(System-Theoretic Accident Model and Processes) **STPA(System- Theoretic Process Analysis) ST
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