代表らしさって何だろう――。新体制になった日本ラグビー協会の理事会で、ラグビー日本代表の堀江翔太共同主将(31)の髪形が話題になった。頭髪の一部を編み上げた髪形は代表選手としてふさわしいものなのか、地域協会で議論になり、6月24日の理事会で報告された。 ワールドラグビーの憲章には品位(INTEGRITY)がキーワードの一つに掲げられ、日本協会が今春に作った新戦略計画にも「ラグビーに最も必要とされる品位の心を強く持つ人材を数多く社会に送り出すことをめざしたい」とうたっている。あこがれの対象で、競技者の目標になる代表選手に求められる有形無形のものが改めて問われた形だ。 理事会の詳しい内容をまだ聞いていないという堀江主将だが「言われることはわかるので、『すいません』。ただ、ラグビーが好きで、(髪形などで)ラグビーのプレーが落ちることはない」と話す。ファンへの対応や真摯(しんし)な受け答えで定評の