1週目から3週目の本文でも触れているが、このK20D最大の魅力は何と言っても新開発のCMOSセンサーだろう。発色も解像感もこれまでのKシリーズとはまったく次元の違う写りとなっている。その象徴的なカットを、今回のメインにピックアップした。1,696×2,544ピクセルに縮小した後でもこの解像感は見事。また、肌色も自然な感じでなかなかよい(「カスタムイメージ:人物」にした場合)。ほかにもいろいろ機能面が充実しているが、筆者的にはこの写りが一番印象的だった。 逆にこれまでのKシリーズと比較して気になったのは、AFの精度。今回使ったレンズやボディの個体差も考えられるが、長年担当しているこの連載で、筆者と最もAFの相性がよいのはニコンとペンタックス。この2社についてはローエンドモデル、ハイエンドモデルに関係なく、AFのヒット率は90%程度あり、安心して撮影できる。しかしK20Dは、解像度が高いことも