中国共産党の投資と日本の投資はどこが最も違うのでしょうか?かたやファーウェイやBYDというメガ新興企業を生み出す一方、日本国内では半導体なども含め、そういった企業がまるで生まれない背景がとても気になっています 社会主義国の特徴の一つが,国策的金融機関による緩い予算制約(soft budget)です。国策としてある産業,企業を支援しようとなったら,国有銀行,国策銀行が信用を供与します。うまくいかなかった場合には,それらの金融機関,引いては国民が責任を負います。リスクを親方五星紅旗(つまりは国民)が引き受けることによって果敢に投資することができます。 日本は資本主義国なので,基本的にはそういう企業はあまり存在しないわけですが,例外が軍需です。大型の随意契約は社会主義国の緩い予算制約に似ていると言って良いでしょう。軍事費の多かった戦前はなおさらです。その親方日の丸の仕組みの中で急激に育ったメガ新