◇G1・大阪杯(2023年4月2日 阪神芝2000メートル) 春の古馬中距離王決定戦で、武豊がジャックドール(牡5=藤岡)を初のG1制覇に導き、異次元の金字塔を打ち立てた。 54歳19日で大阪杯を迎えた武豊は、岡部幸雄が保持していた騎手のJRA・G1最年長勝利記録(53歳11カ月27日、02年天皇賞・秋=シンボリクリスエス)を塗り替えた。 35年前の88年、武豊は菊花賞をスーパークリークで制し、19歳7カ月23日という史上最年少のG1勝利記録も持つ。最年少と最年長記録のダブル保持という偉業にネットには驚愕と賛辞の声があふれた。 「凄すぎる」「まさに生ける伝説」「どっちも保持してる武豊、ナニモンだよマジで」「最年少記録と、最年長記録を保持してるアスリートなんて聞いた事ない!」「最初に大レース勝った時(スーパークリークで菊花賞)はまだ昭和だったんですよね…」などの声が上がり、武豊を称えていた。
3月18、19日の中央競馬は、中山、阪神、中京の3場72競走を消化した。一見、何の変哲もない週のようだが、実は3月初旬から、関係者の間では開催中止という危機感が高まり、16日の時点では最高潮に達していた。 美浦、栗東両トレセンの厩務員4労組は賃金体系(俸給表)のあり方を巡って使用者側である日本調教師会(手塚貴久会長)と長く交渉を続けた末、3月2日にこの問題に絞った団体交渉を行ったが不調。これを受けて労組側は3月10日、18、19両日の開催ストを通告したのである。 団交は16日に再開となったが、接点を見いだせないまま夕刻に終了。ところが、17日午前に団交続開後は極めて複雑な経過をたどり、18日はストと競馬開催が並行する異例の事態となった。一体、何が起きていたのか? 背景と今後の展開にも触れる。 「新賃金体系」とは? 一連の事態は、民間企業の賃上げ交渉の集中回答日と重なっており、細かい事情を知
JRAの厩務員、調教助手らが加盟する4労組が、11年から施行されている賃金体系の廃止を日本調教師会に求めた団体交渉が決裂し、3労組(関東労、関西労、美駒労)が18日の競馬業務のストライキを決行した問題で、唯一ストを回避した全馬労の榊原洋一委員長が19日、書面でコメントを発表した。「関東労、関西労、美駒労と共闘を組み、組合員の待遇改善のため闘ってまいりましたが、3月18、19日における競馬開催のストライキは行わないこととしました。苦渋の決断ではありましたが、コロナ禍においてもファンの皆さまに提供を続けてきた中央競馬を、われわれのストライキによって止めることは絶対にあってはならないと考えたものであります」などと記した。 ストが解除された19日は通常通りに開催が行われたが、全馬労を除く3労組は今後も賃金体系やベースアップなどの待遇改善を要求していく方針。JRAは「来週以降に関しては決まっていない
JRAは10日、多くの重賞ウィナーを輩出してきたハーツクライ(父サンデーサイレンス)が死んだと発表した。22歳だった。 同馬は、ディープインパクトに初めて黒星をつけた2005年有馬記念、2006年ドバイ・シーマクラシックを制し、2005年のJRA賞最優秀4歳以上牡馬を受賞。現役引退後は北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬として供用され、昨年のダービー馬ドウデュースなど多くの活躍馬を送り出してきた。2020年の種牡馬引退後も同所で繋養されていたハーツクライは、昨日3月9日に起立不能となり、死亡したとの連絡があったと伝えている。 ◆社台ファーム・吉田照哉代表のコメント 「ハーツクライが昨晩、力尽きました。最期の最期まで気高く、弱みを見せずに旅立ったと社台スタリオンの担当者から聞きました。 育成期は足を振るような独特な歩様ながらも、調教走路で見せるバネの違いは明らかでした。それまでも
23日、JRAは2019年の京都金杯覇者パクスアメリカーナ(牡7、栗東・中内田充正厩舎)が競走馬登録を抹消し、北海道新ひだか町のレックススタッドで種牡馬となる予定であることを発表した。 これにより、2019年マイラーズC(GII)で掲示板に入った馬が全て種牡馬入りするという珍しい記録が打ち立てられた。 同レースの掲示板に入った馬は上位から順にダノンプレミアム、グァンチャーレ、パクスアメリカーナ、インディチャンプ、ストーミーシー。それぞれアロースタッド、イーストスタッド、レックススタッド、優駿スタリオンステーション、太平洋ナショナルスタッドで種牡馬入りしている。 なお、7着のモズアスコットもアロースタッドで種牡馬入りしており、出走馬10頭中6頭が種牡馬入りしたこととなる。伝説のGIや伝説の新馬戦という言葉をよく耳にするが、2019年のマイラーズCもある意味、伝説のGIIなのかもしれない。
8月27日、28日に行われたWASJ(ワールドオールスタージョッキーズ)、3年ぶりの開催で開催地札幌は大いに盛り上がりました。川田騎手は総合2位という結果で、久々にWASJの雰囲気を味わい充実した2日間だったと振り返ります。2018年からの付き合いだというD.イーガン騎手とのやり取りや、減量に苦しむT.バシュロ騎手の様子、ずーっと喋っているというC.ウィリアムズ騎手など、WASJの裏話を詳細に語ってくれました。 そんな川田騎手、やはり英語はペラペラで外国人騎手とも上手くコミュニケーションを取っているのかと思いきや、英会話の勉強は「まったくしていません」とキッパリ。どうやら英語の勉強とは決別した過去があるようで…。ストイックなイメージが崩壊してしまうような、川田騎手と英語にまつわる衝撃の“クソガキ時代”が明らかになります。 (取材・構成=不破由妃子) 「デーヴィッドは出世するよ」親交のあるD
先週の血統ピックアップ ・5/15 ヴィクトリアマイル(GI・東京・芝1600m) 好位を追走したソダシが直線で豪快に抜け出し、ファインルージュに2馬身差をつけて快勝しました。これで3つめのGIタイトルです。前後半46秒3-45秒9というGIにしてはゆるい流れ。にもかかわらず、馬群がバラけて縦長となったため、中団以下につけた馬たちはほぼノーチャンス。先行馬同士の決着となりました。 ソダシの上がり3ハロン33秒4は自己最速。これまでは粘りが身上の馬というイメージがあったのですが、決め手を要求されるレースで楽勝したのは馬が充実している証拠でしょう。父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハ、2代母シラユキヒメはすべて金子真人さんの持ち馬(法人名義を含む)。白毛の祖であるシラユキヒメにさかのぼるファミリーは活力旺盛で、土曜日の京王杯スプリングCを勝ったメイケイエールもその一頭です。 父クロフネ
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