「将来だれに介護してもらう予定か」。12日の参院予算委員会で、麻生首相(68)と閣僚4人が民主党の下田敦子氏の質問に答え、それぞれの「介護観」を語った。 認知症の母を介護、その経験について著書もある舛添厚労相(60)は「母親の介護でたいへん苦労した。介護はプロに、家族は愛情のみを。私はプロに任せたい」。首相は「家内より私のほうが健康。こっちが介護する番かな」と自らの若さを強調しつつ、「4世代同居していた時代があり、介護の大変さは知らないわけではない。舛添大臣が言われたのは方向としては正しい」と舛添氏に同調した。 喉頭(こうとう)がんで闘病経験をした与謝野財務相(70)は「子どもに面倒をみてもらえるとも思ってないし、女房にも迷惑をかけられない。入れる施設があったら入りたい」。鳩山総務相(60)も「認知症の傾向が出た場合は、自宅よりもグループホームのほうが幸せ感があるのではないか」と述べた