最近、シーン全体の盛り上がりも相まって、インフルエンサー関連の調査プロジェクトをいくつか進めています。広告コミュニケーションの分野において、中長期的に非常に重要なテーマのひとつであることは疑いありません。 しかしながら、今とても気になっているのが、このテーマだと時折やや浅薄な話が顔を出しがちであるということです。自分をいかにしてブランディングしていくのか、発信力や影響力が経済的な価値を持つまでにどう高めていくか……など。 もちろんそれは多くの人に求められる類の知識であるのかもしれません。それに、そこまで大仰な話じゃなくても、SNSを通じて自分の名前が立つことにつながったらいいなと思う人は少なくないでしょう。 しかしSNSは自分のプロモーションのための道具にすぎないのでしょうか? それは少々貧しい見方かもしれないということを今回は論じたいと思います。 「自分推しに注意」が全米ベストセラーに
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