マルハニチロホールディングスは29日、子会社のアクリフーズの群馬工場(群馬県大泉町)が生産した冷凍食品の一部から、農薬マラチオンを検出したと発表した。原因が不明なため、同工場の生産・出荷を停止し、すでに出回っている全ての商品を自主回収する。 同社によると、11月13日から12月29日までの間に、冷凍ピザ、フライ類、コロッケの計20件で「異臭がする」などの苦情があった。1件は口にした食後に異臭を感じ、はき出していた。 外部検査機関に調査を依頼した結果、一部から基準を上回るマラチオンを検出したという。マラチオンは有機リン系の殺虫剤の一種で、急性毒性は低いとされる。同社は群馬県警に相談し、原因解明を急いでいる。 回収するのは同工場で生産していた市販用と業務用の冷凍食品計88品。市販用は42品あり、このうち、33品は商品裏面に製造業者として「アクリフーズ群馬工場」と記載されている。9品は、イオンや
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