お友達に勧める投資関連の歴史本 赤字が特におすすめ←春山的価値観ですけど 同じ事件を複数の著書で読むことで、冷静な判断をする態度が養われます 良い本は、2か月以内に3回読みましょう。長期記憶になります。
間違いなく戦史物なのだが、戦史物だからこそ、外債発行について理解が深まる本が「日露戦争、資金調達の戦い―高橋是清と欧米バンカーたち」だ。日露戦争で外貨(当時は正貨、金)は継戦能力、しいては勝敗を決定する鍵であった。日本は国際資本市場から資金調達を行ったわけだが、当時は途上国であって信用力が無く、容易にそれを成し遂げたわけではない。経済学の理論モデルではリスク評価や金融制約と言った無味乾燥な概念でまとめられてしまう部分だが、実際の資金調達ではそれをいかに判断するか政府や外国金融機関などの思惑が色々とあり、そういう部分が丹念に検討されている。戦況の変化が思惑にどう変化を与えたかなども語られており、興味深い。 1. 市場関係者が事実関係を整理 往々にして歴史書はそういうものだが、真実は闇の中である。外交文書や高橋是清、深井英五、金子堅太郎などの日記や口述などから事実関係を整理しているが、政治的立
これはもう脱帽ですね、まじめに感動しました。たぶん今年かここ数年のベストです。 話は非常に単純で、「未知」が大好きな著者が、アフリカの角にあるソマリアに行く話です。ソマリアは長年の内戦で政府がほとんど機能せず「経済学の実験」と呼ばれたりするような状況で、周辺の海域では海賊が出没し、首都モガディシオは「北斗の拳」状態にあるとして有名な地域でもあります。しかしそんなソマリア北部に、「ソマリランド」という非常に平和な国家(?)があるということで、興味を持った著者がそこに旅をするというところから本書は始まります。 なぜ政府が成り立たず地球上でも最も危険な地域であるという話のソマリアに、平和な独立国家(?)が存在しているのか。その謎を探求していくわけですが、これが非常に面白い。はじめ(第1−2章)著者はソマリランドを訪問し、その地域の人々や文化に触れながら、その秘密が人々の行動原理や「氏族clan」
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