ベストセラー作家で日本保守党の百田尚樹代表が、2023年の最後に夕刊フジの単独インタビューに応じた。国民の信頼を失墜させた自民党派閥の政治資金パーティー収入不記載事件への怒りと、新党結成を決意させたLGBT法、日本を凋落(ちょうらく)させている「家業政治」、一部メディアの世論調査で内閣支持率が10%台まで下落しながら平然としているように見える岸田文雄首相への違和感、日本保守党の新たな挑戦などを一気に語った。ジャーナリストで日本保守党事務総長の有本香氏も途中参戦した。 有本香氏◇ ――自民党派閥のパーティー収入不記載事件をどう見るか 百田氏「国民を馬鹿にしているでしょう。勘違いがあったらいけないが、選挙資金パーティーも、パーティー券のノルマも、キックバック(還流)も合法で構わない。ただ、政治資金収支報告書に記載しない時点で『裏金』となる。所得を隠した『脱税』ですよ。その裏金が地方議員に渡って