2021年から国立新美術館(東京・六本木)を皮切りに全国を巡回している「庵野秀明展」。初の東海エリア、愛知県名古屋市の金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)での開催にあたり、学生時代から庵野さんと創作活動をともにし、本展の企画にも深く関わった株式会社グラウンドワークス:代表取締役 神村靖宏さんに、庵野秀明さんの魅力と愛知展の楽しみ方について聞いた。 庵野秀明展の見どころを解説する神村靖宏さん “なるべくしてなる”人生を見せる 神村さんは、学生時代に映像自主制作グループDAICONFILMの活動に参加し、後にガイナックスに入社。そして、『エヴァンゲリオン』シリーズのライセンス管理、エヴァストアを運営する株式会社グラウンドワークス:を立ち上げる。庵野さんを古くからよく知る彼は、アニメーターであり、映画監督であり、音響監督であり、特撮ファンでもあり、学生時代はアマチュアとして8ミリで特撮映