大分県警高速隊は7日、九州自動車道を軽乗用車で逆走したとして、福岡県筑前町、アルバイト井手美智子容疑者(53)を道交法違反(転回等禁止)の疑いで現行犯逮捕した。 追突事故を起こして大分、佐賀、福岡県の高速道路を約80キロにわたって逃走。3県警のパトカーに追跡されて約1時間20分後に捕まった。 発表によると、井手容疑者は午前10時5分頃、大分自動車道日田料金所(大分県日田市)の出口で停止した車に追突。事情を聴取していた高速隊員のすきをついて、佐賀県・鳥栖インター方面に逃走した。 大分県警から通報を受けた佐賀、福岡県警のパトカーも加わり計5台で追跡。井手容疑者は、福岡県広川町の九州自動車道下り線でUターンして約1キロ逆走。その後再びUターンして逃走した。逆走による事故はなかった。井手容疑者は「追ってきた警察が悪い」と供述しているという。