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ブックマーク / semiprivate.cool.ne.jp (52)

  • 3ToheiLog: フラグの回収と運命

    フラグの回収と運命 昔、フラグ展開の嫌いな友人がいた。 戦場で家族の話をすると、3分後にそのキャラクタは銃弾の雨の中でミンチになったりする。そういうのがすごく嫌で、だんだんフィクションを読むのがつらくなってきた、最近はノンフィクションばかりだと言っていた。 当時は、そのフラグ展開の陳腐さが嫌なのだろうと思っていた。それなら理解できると。 今は彼が嫌っていたものは、ちょっと違ったんだろうなあと思っている。 それは要するに観察者の無力感という奴だ。 ジェットコースターが上がっていくと、そのうち落ちることが分かっている。だけど、それを止めることができない。 そのヤキモキ感なんだろう。 * 最近、周囲の人が、「魔法少女が」という会話をすることが妙に多い。最近アニメから離れていた僕も、久々に見てみることにした。 で、薄々聞いてしまっていた話が、「3話目と8話目があ」という悲鳴だった。

  • 3ToheiLog: 姉歯耐震偽装 v.s. 震災 v.s. マスコミ報道

    姉歯耐震偽装 v.s. 震災 v.s. マスコミ報道 大騒ぎした姉歯建築士の耐震偽装問題。 「耐震偽装」の建築物が震災で倒壊したかどうか、非常に気になった。同じことが気になっている人は多いらしく、webでも2chでも話題スレが立っていた。 【耐震偽装損賠訴訟】東日大震災で倒壊しなかった姉歯建築【姉歯元建築士にのみ賠償命令】 でも結局、公的な検証報道の情報ってのは、web上で見つからない。 どうなっているのだろう、あの話は。だれか詳しい人って、います? * 僕は建築の専門家でもないし、十分な結果を調べたわけでもない。 事実データがなく、よくわからないままの妄想で書いている。ひょっとしたらあのときにあわてて補修工事をしたから倒れなかったのかもしれない。それとも、あの程度の建築材でも、結構頑丈でポンポン倒壊はしないものなのかもしれない。 ほんと、わからないのだ。 でも、あの問題を再

  • 3ToheiLog: どうも三等兵がケッコンするようだ

    どうも三等兵がケッコンするようだ えーと、ですね。 ・・・・ 結婚することになりました。 次の週末に、ささやかに親族のみで式を執り行う予定です。 マジで執り行います。ガチです。執行猶予は付かない予定です。 * いやあ、世の中、不思議なものですね。 なんかいまだに良く分かりません。事態が飲み込めていません。 私がこんな異常なフラグ立てたら、結婚式の前の週くらいに日戦争に巻き込まれて、神風オタク隊に徴兵されるか、将軍ミサイル落ちてくるんじゃないかと、心配していたのですが。 案の定、隣の国の情勢が不安定になりました。 ほんとすみません。 万一戦争でも始まったら、そのうち8割くらいは私の責任です。残りの2割は小デブの将軍様3世の責任です。 * 結婚すると母親に言ったら、絶句した後で、「相手は人間か?」と訊かれました。 まず次元を疑われた模様。どんだけだ。 ちなみにその晩、動

    moondriver
    moondriver 2010/11/29
    はてブで言うのもどうかと思いますがおめでとうございます!
  • 3ToheiLog: 内閣総理大臣ガチャピン構想

    moondriver
    moondriver 2010/06/22
    "総理大臣まで行くと、G7とか凄い風景になります。世界騒然です。日本、来ます。GDPとか、振り切れます。"
  • 3ToheiLog: 蓮舫おかん対オタク、ときどき、おとん

    蓮舫おかん対オタク、ときどき、おとん 蓮舫の「仕分け」には、日中がいつまでたってもパニック起こしている。 これは、かあちゃんに無理やり捨てられた玩具のトラウマとかが、脳の中で再燃しているのだと思う。科学者なんて、たいてい子供のころはオタクボウズだったから、仕方あるまい。 蓮舫というキャラが、そもそもPTA的だ。 ああいう 「PTAに化粧して出てくる美人インテリお母さん」 的なオーラが漂っていなければ、トラウマも刺激されることなく、もっと冷静な議論がなされていたような気はする。 だが、蓮舫仕分けに悲鳴を上げている高名な先生方の言葉の端々には、むしろ「蹂躙されている自分たち」に興奮してしまっているようなマゾヒスティックな嗜虐性を感じなくもない。まあ、科学者ってのはそういうもんだし。 一方、ママに従順な優等生であった役人さんたちもきっと「しわけられちゃう」という仮想プレイが大好きだろう。断言

    moondriver
    moondriver 2010/06/22
    "銀座に「仕分けパブ」を作れば、蓮舫さんはお金に困ることはない。「いやああ、仕分けられちゃうう」とか、仕分けプレイに萌える永田町の偉い人は多いに違いない"
  • 3ToheiLog: キャラとハラキリ

    キャラとハラキリ 先週は、JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」がお使いキャラになって大騒ぎでした。 「はやぶさ+おつかい」で画像をググルとこんな感じだ。 まあ、最後に地球を振り返った話とか、私自身もしんみりしてしまう。 工業製品も科学探査船も「けなげ」というキャラがつくと、こうまで致命的なメディア力を発揮するものかと、あらためて驚愕しますな。 もちろん冷静な意見もある。こんな時こそ表面キャラに騒がず中の人をほめるべきだというご指摘も数多くあった。まったくもって正論だ。正論だと思うのだが、・・・多分世間一般はこれからもそんな風には回らないだろうとも思う。 世論のブームはあくまで感情が駆動する。 ああいうのを見ると、いままでもこれからも、全ての問題は「キャラ」として理解されないかぎり、社会は動かないのだろうなあと感じてしまう。 * 内閣もキャラを交換した。株価は一時的に盛り返した。 これ

  • 3ToheiLog: 「王道」と「ベタ」の違いについて

    「王道」と「ベタ」の違いについて 奇をてらわない平板な展開は「王道」とか「ベタ」とか言う。そして、一般に「王道」というとほめ言葉で、「ベタ」というとけなし言葉として使われる。 さて、こんなエントリを書いたのは、下の2chまとめスレを読んだからだ。 2chの反応 アルファルファモザイク:物語における王道とベタの違い 4 マロン名無しさん :2006/07/17(月) 23:06:19 ID:TaybDXXX 薄っぺらいのがベタ 5 マロン名無しさん :2006/07/17(月) 23:07:19 ID:??? 王道 ・キン肉マン ベタ ・星矢 6 マロン名無しさん :2006/07/17(月) 23:07:35 ID:S5GJKeIJ 好き 嫌い の間違いだろ 11 マロン名無しさん :2006/07/17(月) 23:53:47 ID:??? >>10 なるほど 12

    moondriver
    moondriver 2009/04/12
    "王道とは美意識の問題で、ベタとは技術上の問題だ""「もっと儲かる方法はありますけどね。わたしはベタがいいんです」という姿勢。それこそが王道だ" おおー確かに、納得する
  • 3ToheiLog: ゲームと人生のモチベーション(1)

    ゲーム人生のモチベーション(1) ライトノベルのマンガ化を得意とする編集者の、多摩坂さんのインタビューを見かけた。 Interview with Webmasters | 「マンガ編集はこんなに面白くて、やりがいがある」−現役編集者ブログ・ラノ漫 多摩坂さんとは、webで話が盛り上がって、オフでもお話ししたことがある。そのときにも、このインタビューで出た話題がかなり出てきた。 (その時には、プライベートで話して許可を取らなかったのでブログに書かなかったのだが。) * なんというか、圧倒的にエネルギッシュな人だよなあ、というのが印象に残っている。 私が会ったことのある編集の人は、みんな押しの強さは持っていた。作家というのは結構破れかぶれで、生きているうちから死にかけているようなタイプも多いため(※偏見です)、こういう押しの強さとワンセットにならないと保たないんだろうなあ、とか思う。

  • 3ToheiLog: カレー屋の有田しおんが永劫回帰する

  • 3ToheiLog: 摩擦でいきる

  • 3ToheiLog: 【オトナの童話】美味しいハムの育ち方

    【オトナの童話】美味しいハムの育ち方 豚小屋が不満で一杯だった。 代表の豚が叫んだ。 「俺たちはハムになるために生まれてきたわけじゃねえブー」 がさつな飼育員が怒鳴った。 「お前ら、分かりもしないくせに生意気言うんじゃねえ。 美味しいハムになるのがどんなに難しいか!知りもしねえで、ワガママばっかり抜かしてんじゃねえ!」 豚は口々に叫んだ 「ふざけるなブーふざけるなブー」 その不満の声に、豚小屋のオーナーがやってきた。 白髪のオーナーは大柄で、落ち着いた声で喋る人だった。人格者とのもっぱらの評判だった。その雰囲気に静まり返った豚たちの前でオーナーはゆっくりと諭すように話し始めた。 「君たち、この豚小屋が何で成り立っているか、知っているかい?先代の豚たちが、立派なハムになってくれて、市場に出る。その売り上げがあるから、この屋根のある清潔な豚小屋も、君たちの美味しい餌代も賄われているん

    moondriver
    moondriver 2008/08/01
    ( ;∀;)イイハナシダナー / 関連エントリも素敵ダナー( ;∀;)
  • 3ToheiLog: ギャラクティカ v.s. めちゃイケ

  • 3ToheiLog: 死合的・試合的・プロレス的

    死合的・試合的・プロレス的 前のハチワンダイバーのエントリでも少しだけ触れたのですが、前々から考えていたお話。 人間の「強さ比べゲーム」というのは、以下の三つに分けることができるだろうと思う。分け方の切り口はモチベーションだ A:死合的   互いの排除と自己防衛。  B:試合的   共感・交流と技能の向上。 C:プロレス的 観客に強さをアピール。  「A:死合的」というゲームでは、相手の尊厳など知ったことではない。要するに自分が生き残ることが重要なモチベーションであって、淡々と潰しあう「生存闘争」の世界だ。ルールなんてどうでもよく結果が全て。反則なんて概念そもそも存在しない。 「B:試合的」というゲームは、それからチョットずれて「相手の視点」「お互いの尊厳」が重要になってくる。もちろん勝利は重要だけれど、それは「自分が強い」ということを相手に承認させるための作業だ。だから、相手の視点

  • 3ToheiLog: 愛すべきは、応援者か、敵か?(ハチワンダイバーのテレビとマンガ)

    愛すべきは、応援者か、敵か?(ハチワンダイバーのテレビとマンガ) 以前、ハチワンダイバーについて書いたときに、ドラマとアニメの対比の部分をちゃんと書かなかったのが気がかりでして、その補足。 最近、ドラマの方が独自の展開を出してきた。 大体「想定どおり」というべきなのかもしれない。 テレビドラマのコンセプト? テレビドラマ版で、前から気になっていたことがあった。 ドラマ版では「敵」を描写するときに、やたら金持っていそうな「勝ち組」とか「セレブ」をイメージしてデザインしている感があったのだ。 つまり「負け組 v.s. 勝ち組」というドラマ構図にしようとしている、という感じを受ける。そいつが「企画書」の時点で言語化されたコンセプトなのかもしれない、と妄想するのだ。 それに対応付けるように、女性プレイヤを増やして「味方」としているようだ。具体的には「夢破れた幼なじみ」「ひねくれた妹」みたいな(

  • 3ToheiLog: 無神論的な神議論、いろいろ

    無神論的な神議論、いろいろ この前のエントリ:「神の存在と株式会社の存在」 この手の中二病話題はコメント欄のいつきがいいなあ。 ・・・とか思ったりして。やっぱり、私のblog読者は味覚が私と似ているようで。 一杯コメントがあったので、将棋の多面打ち的に話を広げてみました。 今回は、そういう不毛な議論が好きな人向け。 厳密な議論するのも、「エンタテインメント的につまらない」ので、あえてアバウトなままで続けてます。まあ所詮、blog議論なんて私みたいなパーティ哲学者レベルでいいと思うんですよ。このレベルの議論で大事なのは素人のエンタテインメント的面白さだし…。 * なお、多面打ちってのは、脊髄反射的な勢いで「売り言葉買い言葉感覚」というインタラクティブ感覚でやるものなので、読みとか反応が甘いかもしれません。矛盾とか読み違いとか踏み込み甘いトコあったら、その辺スマンです。 あと、細かい説

  • 3ToheiLog: 神の存在と株式会社の存在

    神の存在と株式会社の存在 このまえ、昼飯の席で「聖☆おにいさん」の話題が盛り上がった。 あのネタはキリスト教と仏教にかなり詳しくないと、全部フォローできないんだよなあ、とかなんとか。 * で、私がいちおうキリシタンであるという点から、よくありがちなネタを振られた。 「海外の科学者とかで、それでも神の存在とか信じている人って、どう理解しているんだか分からないんだよなあ?」 という質問。 この話題、なかなか返しにくいところなんだけど 「僕の場合、どうせ世界は全部バーチャルなんだから、神がいてもいいんじゃね?くらいのつもりなんだけね」と返した。 このくらいの笑い話スタイルで終えるのがスマートだったんだろうなあ。 ただ、ちょっと納得していないようなので 「『うちの会社が存在する』というのと『神が存在する』ってのは、大体同じようなレベルなんじゃないの?」 というようなヨタ話を追加してしま

  • 3ToheiLog: ガッシュとワイルドライフの物語構造

    ガッシュとワイルドライフの物語構造 昨日の話題に追記 話題になっている「金色のガッシュ!」の作者・雷句誠さん。 なんだか告訴文の中で、告訴内容と直接には関係ない「余談」の形で、WILD LIFEの編集でかなり作品にタッチしてた編集者・冠茂さんの話が出てくる。アシスタントからの伝聞に立腹している様子を見ると、えらくウマが合わないご様子だ。 昨晩読んだときには、我が強いタイプの間の対立なのかなあとか、その程度に思っていた。 だが、ガッシュとWILD LIFEの物語構造の違いってのが、そのまま相性の悪さを表しているんじゃあなかろうか? 今日、会社行きの電車の中で、そんなことをフト思いついた。 以下は、二人がどういう人なのか知らないままで、マンガから二人の著者のタイプを推測する私の妄想です。そのつもりで、読んでください。 編集者・冠茂さんとは? まず、私はそもそも冠茂さんをよく知らなかったのだ

  • 3ToheiLog: ハチワンダイバー:自閉症のダイブ

    ハチワンダイバー:自閉症のダイブ 漫画版のハチワンダイバーの何が凄いって、あの自閉症的な主観世界を容赦なく描写する力技っぷりだろう。 登場人物の会話が行動が思想が、ことごとくオカシイ。一言一言に確信的な狂気が宿っていて、その登場人物の思いの勢いに流されて、その周囲の世界が凄い勢いで歪んでいく。 「狂った価値観」の思い込みが現実を捻じ曲げてしまう。このあたりはジョジョとか、シグルイとか、板垣漫画とかの漫画作品にも通じるところがある。 自閉症の眩暈 ハチワンダイバーは「眩暈」の漫画だ。 毎度の引用ですまないが、遊びの快楽を四分類したカイヨワの言うところの「イリンクス(眩暈)」の感覚だ。ジェットコースターに振り回されて自分の感覚が狂うことが快楽として味わえるように、ハチワンダイバーの登場人物の会話のズレっぷり一つ一つに、濃厚な眩暈がある。この空気、エクスタシーの絶頂感覚にも似ている。 このあ

  • 3ToheiLog: 島本和彦は、改造人間である

    和彦は、改造人間である ちまたで色んな作家論を見るけれど、「島和彦」という作家について、真っ向から評論した文章というのをあまり見た覚えが無い。単に僕の読書歴が不足しているだけなのかもしれないが、もし当にその視点が少ないのだとしたら、少々問題だと思う。 あるいは、島和彦自身が優れたメタ分析能力を持っている作家であるがゆえに、評論家は同族臭をかぎつけて手加減しまうのかもしれない。 でも、作者自身のアバタがメタ視点で入り込んでしまうような、セカイ系の物語構造を紐解こうと思ったら、島和彦のマンガが日の「物語」に与えた影響は、考慮から外しちゃあいけないんじゃなかろうか? などということを、吼えろペンを再読しながら思った。 物語のボクとワタシ 一般の物語でも「作家自身の視点を背負ったキャラクタ」というものが、物語には大抵一人や二人登場したりする。 一番古典的で、今でもありがちなスタイルと

  • 3ToheiLog: 中国五輪の聖火、僕の火種

    中国五輪の聖火、僕の火種 「いよいよ土曜日だねえ」と友人に言われた。一瞬分からなかったが、聖火リレーのお話しだ。 なんとも、上手く割り切れない。 ぶっちゃけさあ、問題って当にチベットなのか? 私はどうせこんな人間だから、正直に言っておこう。私は、聖火リレーでトラブルが起こったら「痛快」だろうな、とチョット思っていた。そんな不穏当なネタ嗜好に捕らわれちゃいけないことだろうなと思いながら、心の中では思っていた。 私の心が要求する「問題」は、実はチベット問題ではないのだ。 アナタも、そうではないだろうか?※ * もちろん、チベット問題が気にならないわけなど無い。 現在のダライラマは、尊敬できる人だ。なんでもウチの上司が脳科学の国際会議で会ったとか何とか言っていた。宗教家でありながら、寛容かつ冷静な心で科学をも取り込もうとする、凄い人物だと賛嘆していた。 私も、一応キリシタンの端くれながら、