マヤ・アステカ文明のものとされる水晶髑髏だが、それが偽りのものだったという認識が広がっていると思う。つい最近もインディもびっくり 水晶ドクロは19世紀独製という記事が掲載されている。世界に12個あるという水晶髑髏のうち、大英博物館のものをX線回折分析したところ、合成研磨材カーボランダム(炭化ケイ素)が検出された(BBCの記事)。大英博物館のものは回転式の研磨機が使われた跡があったことから疑いがもたれており、さらに今回の発見で、天然では隕石中にわずかに存在が確認される、20世紀の物質が確認できたことで、近代の技術で作成されていることがほぼ確実になった。 さて、この水晶髑髏はこのまま博物館に置くことになるのか、否か。