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ブックマーク / lets-skeptic.hateblo.jp (28)

  • 信奉者だった僕はどのようにして懐疑論者と呼ばれるようになったか - 僕と懐疑の関係

    dlitさんの「メモ:サイエンスコミュニケーションと科学者/研究者/専門家に何を求めるか問題 - 思索の海」に始まり、ばらこさんの「サイエンスコミュニケーションで素人にできることを考える(改題)(2) - ばらこの日記」、TAKESANの「或るトンデモ支持者の履歴――科学的懐疑主義に目覚めるまで(2011年7月19日追記): Interdisciplinary」、どらねこさんの「サイエンスコミュニケーションで自分なりに考えていること - とらねこ日誌」を受けて、僕の遍歴も公開します。 小学生まで 超常現象関連については、ごくごく普通の子供でした。なんとなく信じていたというだけで、とりたててなんだかんだはありませんでした。このころプログラムを始めたのが論理的思考の形成には役立ったかもしれません。 中学生の頃 木曜スペシャルでやっていた矢追純一氏のUFOスペシャルにはまっていました。UFOの話

    信奉者だった僕はどのようにして懐疑論者と呼ばれるようになったか - 僕と懐疑の関係
  • 医療ネグレクトの通報を行って考えたこと - 僕と懐疑の関係

    反省会 - 地下生活者の手遊びでid:tikani_nemuru_Mさんが反省会をしていた。私も通報者*1のひとりとして、似たような座りの悪さを感じていたので、遅くはなったけれど自分なりの反省会をしたいと思う。 私は、今回の行動を起こすこと(起こしたこと)については、行動以前も今も問題を感じていない。しかし、行動したと公表すること(公表したこと)については、座りの悪い思いをしている。 意外だったこと 公表すると決めたとき、まずはじめに手厳しい批判があるだろうことを覚悟した。「注目を集めて目立ちたいだけではないか」とか、「深刻な事態をニセ科学批判のネタにしている」とか、そういう類の批判があるのではないかと思ったのだった。それから、tikani_nemuru_Mさんの思いのように、チェーンメール化の問題もあるだろうと考えた。 ちょっと悩みはしたものの、もっと関係機関にパイプの太い人が動いて欲し

    医療ネグレクトの通報を行って考えたこと - 僕と懐疑の関係
  • ビタミンK欠乏症問題 - 僕と懐疑の関係

    ビタミンK問題が話題になっているので、私も書かずにはいられなかった。 ビタミンK欠乏症 新生児は、ビタミンK欠乏になりやすい。ビタミンK欠乏状態になると、出血が止まらないような症状になる。脳内出血が起こった場合等は、死亡したり、重大な障害が残ったりする場合もある。通常、新生児にはK2シロップと呼ばれるビタミン剤を投与することで、ビタミンK欠乏を抑制している。 自然信仰と母乳育児の推進 粉ミルクに比べて母乳の方がよいという話は、医療の現場でも言われていることのようだ。国際機関や政府機関は積極的に母乳育児を勧めている。しかし、ビタミンKの問題については、粉ミルクの方が望ましい。人工的だとしてK2シロップを拒否する行動と、自然だとして母乳育児にこだわる行動が重なると、ビタミンK欠乏症の危険性は増す。 ビタミンK問題 「「ビタミンK与えず乳児死亡」母親が助産師提訴」というニュースが 2010年7月

    ビタミンK欠乏症問題 - 僕と懐疑の関係
  • 医療ネグレクトと思われる例があるということで通報した - 僕と懐疑の関係

    医療ネグレクトの事例 ビタミンKの問題でも話題になったホメオパシー・ジャパン系のロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシーのページで、医療ネグレクトと思われる事例が公開されていた。母親の投稿内容を引用する。 現在、子供が健康相談にかかりお世話になっております。 主訴は腎臓です。2歳で発病し、2年ほど入院し、今は通院しています。10歳になりました。 病院では、免疫抑制剤がだされ、毎日飲まなくてはならず、とても疑問を感じていたところに、ホメオパシーに出会い、やってみたいと強く思い、相談会を申し込みました。3回めの相談を受けたところです。 今は病院の薬は飲ませていません。 (中略) ただ、やはり毒だしのレメディ(抗生剤、全身麻酔、胸腺の毒だし)をとると、すごい好転反応がでてしまいます。わかってはいますが、ちょっと続けられないくらい、顔、特に目がはれてパンパン、足もむくみ、蛋白尿がでて、みているのが

    医療ネグレクトと思われる例があるということで通報した - 僕と懐疑の関係
  • ホメオパシーは「効果が確かめられていない」方法ですらない - Skepticism is beautiful(UPJOHN 2009/01/29 23:22)

    ホメオパシーの宣伝で典型的なものは「科学的根拠は不明だが、確かに効くのだ」といったような話です。それに対して「効果があることは確かめられていない」という批判がつくことも良くあります。もちろん、この批判は間違っていませんが、「効果がないことは確かめられている」という方がより適切ではないでしょうか。 確かめられているかいないか よくあるニセ科学的健康法や代替医療では、効果がまともに調べられていないものや、怪しい体験談を根拠に「効くのだ」という主張が行われる場合が多いようです。この場合には、「効果があることは確かめられていない」というのは正確な表現です。まともに調べられていないのですから、効果があるかないかは不明ですよね*1。 ホメオパシーの場合は、このような健康法や代替医療とは事情が違います。ホメオパシーについては何度も科学的な研究が行われており、その結果として「効果はみられなかった」という結

    ホメオパシーは「効果が確かめられていない」方法ですらない - Skepticism is beautiful(UPJOHN 2009/01/29 23:22)
  • 感染パーティーは対岸の火事ではない - 僕と懐疑の関係

    ちょっと忙しいので、あまりちゃんと書けないのだが、簡単にエントリを上げておくことにする。 『ページが見つかりません - MSN産経ニュース』という記事がMSN産経ニュースで取り上げられた。 新型インフルエンザの感染が拡大している米国で、わざと感染して免疫をつけようという「感染パーティー」が話題になり、米保健当局が20日までに「人と周りの子供らを危険にさらす」と警告する事態になった。 で、これについたブックマークを見ると、「米国は酷い」という趣旨のコメントがいくつか見られる。ところが、これは何も米国に限った話ではなく、日でも行われていることである。 今回紹介するのは、事前企画されたパーティではないものの、全く同じ考え方であることがわかると思う。 昨日のホメオパシー勉強会を迎えました ちょうど水疱瘡の話をしているときにCさん登場!! きれいに水疱瘡にかかった子供も一緒にね! (私には水疱瘡

    感染パーティーは対岸の火事ではない - 僕と懐疑の関係
  • 江本勝はランディの100万ドルチャレンジから逃げていた - 僕と懐疑の関係

    21日のエントリ*1のコメントに氷村さんという方からコメントが付いた。氷村さんの情報によれば江氏の日記で、江氏が100万ドルチャレンジの事を知っていることが触れられているというのだ。 というわけで日記を確認してみると、確かに江勝氏は100万ドルチャレンジから逃げていることが確認できる。該当箇所は以下のところになる。 【質問】(トージュマンさん、フランス、男、33歳) ジェイムズ・ランディ教育財団(James Randi Educational Foundation)と何か行なってみてはいかがですか? 【回答】 たしかその財団からは数年前にチャレンジがありました。科学的な手法で、私たちがやっている事を証明したら、100万ドルくれると言うものでした。 でも、特にご返事も差し上げていません。 何故ならば、私は水の繊細さを誰よりも良く知っています。ですから、今の科学者の認めるような科学性を持

    江本勝はランディの100万ドルチャレンジから逃げていた - 僕と懐疑の関係
  • 江本勝はランディの100万ドルチャレンジに挑戦せよ - 僕と懐疑の関係

    「「水からの伝言」の海外での受容について少し - 火薬と鋼」という記事を読んだのでちょっと。 超常現象バスターのように扱われているジェームス・ランディ(James Randi)が、2003年に「水からの伝言」に触れています。海外でも水伝の受容は5年も前から問題視されていたわけですね。 I'll risk the JREF million-dollar prize on that statement. If Dr. Emoto wants to win the prize, let him agree to perform his tests in a double-blind fashion, and I predict he'll get fuzzy results that prove nothing. 404 Not Found 「私はその主張(水伝の主張)に関して、JREFの100

    江本勝はランディの100万ドルチャレンジに挑戦せよ - 僕と懐疑の関係
    moondriver
    moondriver 2008/10/21
    是非挑戦して欲しいです。水に「ありがとう」が伝えられる江本センセーの事ですから、人に真実を伝えることなど造作もないはずです
  • 続・最悪の教育 - 僕と懐疑の関係

    前回触れた問題*1について続報がありました。詳しい状況は、kikulogのコメント欄を参照してください。 今回、メールと電話でお話ができ、問題点についてはかなり伝わったと思います。今後の役員会でも、それをふまえて、今回の件について議論をしていきたいとおっしゃっておりました。 関東地区公立小・中学校女性校長会(追記あり9/24) 前回のエントリで「校長会を叩くのは簡単です。しかし、それでは問題が解決しないことも確かです。FSMさんの「教育界の自浄作用が発揮されることを強く望む。」という文章に激しく同意します。」と触れました。今回のケースでは穏便なアプローチで先方も相互理解の姿勢が見られるようです。ひとまず、これは喜ばしいことです。 しかし、「女性校長会」の今後の対応を暖かく見守りながら、不適切なことがあればさらなるサポートが必要でしょう。 現実的な問題として、取り寄せた絵「水からのでんごん

    続・最悪の教育 - 僕と懐疑の関係
    moondriver
    moondriver 2008/10/08
    ”この機会にもっと根本的な問題と関連づけて考えることができなければ、第二、第三の事例を続けるだけ””それは「ゲーム脳」かもしれない、「脳内革命」かもしれない、「EM菌」かもしれない(略)” 蓋し名言
  • 最悪の教育 - 僕と懐疑の関係

    もうニセ科学関連を扱っている様々なブログで触れられているため、私が改めて触れる必要もないかと思ったのだですが、やはり「これは当にひどい」という感情は吐き出しておいた方がよいと思ったので。 会場には120名もの校長が集まっていたのだから、疑問を持つ人はいたとおもうのだが、どうだったのだろうか。疑問を持つような人は、演者・演題を見ただけで、参加を見合わせたのだろうか。いずれにしても、教育界の自浄作用が発揮されることを強く望む。 『教育現場に水のメッセージを』(『Hado』9月号)(追記あり)|ほたるいかの書きつけ リンク先の通り、「関東地区女性校長会」の招きで、江勝氏が講演したらしいというのが今回の問題です。これはTOSSに「水からの伝言」を用いた授業マニュアルがアップされていた問題よりも大きな問題ではないでしょうか? さらに言えば、この講演の成果として、波動ビジネスの絨毯爆撃プロジェクト

    最悪の教育 - 僕と懐疑の関係
    moondriver
    moondriver 2008/10/08
    ”『水からのでんごん』を全世界の子供達に無料で配布しようというプロジェクトです。最終目標は6億5千万冊の配布ですから、まさに世界の子供に対する絨毯爆撃と言って良いものでしょう” うへぇ……
  • 地球温暖化問題の結論だけを3行で説明してみた - 僕と懐疑の関係

    正直、地球温暖化問題は議論が多すぎてわかりにくい。というわけで、今のところ私が結論と思うところだけを書いてみた。 地球温暖化してるけどアル・ゴアがいうような激しいことは起こらない 京都議定書以上のことをしても金ばっかりかかって効果は殆どない よりよい未来を作るためにもっと適切な方法があるんじゃないの 1. 地球温暖化してるけどアル・ゴアがいうような激しいことは起こらない 地球は温暖化しているし、海面上昇もしている。そして、それは今の時点では工業化で化石燃料を大量に消費したという人為的な影響も無視できないぐらい大きいといえる。そして温暖化による被害はある。 でも、アル・ゴアが言うように温暖化が原因で海面が6mも7mも上昇して平地が無くなり未曾有の洪水が起こるなんていうことはまずあり得ないし、巨大ハリケーンのような自然災害が強力になりバンバン起こるという根拠もない。 私たちは、既に何度かの温度

    地球温暖化問題の結論だけを3行で説明してみた - 僕と懐疑の関係
  • 科学はその成功ゆえ誤解される運命に - 僕と懐疑の関係

    既にどこかにもっと分かりやすい適切な話がありそうなのですが、「はてな」というエントリの「謙虚さが足りない」に対し脊髄反射的にエントリを上げてしまいます。一応、自然科学を頭に置いてますが、科学と呼ばれるのが適切な分野なら殆ど当てはまるものと思います。脊髄反射的なので、散漫な文章です*1。 科学は万能か? 「まともな科学者で科学を万能だと思っているような人はいない」というFAQとして有名なぐらい明確に答えられます。万能なんかじゃありません。もう、問われる前から「当たり前」だったんです。 論理で、「演繹」とか「帰納」とか出てきましたよね。帰納は論理的にも絶対的な真にはならないという話も知っている人の方が多いかもしれません。100人の人を集めてきて、陸上短距離100m走のルールで100mを10秒代で走る人が居なかったからといって、100mを10秒代で走る人が存在しないわけではありません。101人目

    科学はその成功ゆえ誤解される運命に - 僕と懐疑の関係
  • 批判をするのならば「いかにして問題」に逃げないこと - 僕と懐疑の関係

    経緯*1 もとともは大槻教授が「ムペンバ効果」に対して行った批判*2がダメダメすぎるというところから始まりました*3。その反応として「捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ!」というエントリが立ち、「いかにして問題」の話になります。 亀さんのところの「」やTAKESANさんのところの「「原理は解らなくても良い」事に気付いた時。統計の話: Interdisciplinary」でも触れられています。 「いかにして問題」とは何か? 「その現象はいかにして起きるのか」という問題であって、「その現象のメカニズムは解明されているのか」または、「その現象のメカニズムとして妥当なものが想定できるか」という問題です。 亀さんも、TAKESANも何年か前まで*4科学的であることの要件に「メカニズムが判明していること」が含まれると考えていたことを告白しています。つまり、メカニズムが解明されていない現象は科学的なも

    批判をするのならば「いかにして問題」に逃げないこと - 僕と懐疑の関係
    moondriver
    moondriver 2008/07/29
    ”批判となるととたんに「いかにして問題」を取り上げてしまう””ETHを否定するとしたら、「ETHを支持する証拠が無い」というのが決定的なもの””いかにして問題は弱い論拠”
  • 態度と認知的一貫性理論(社会心理学 第一回) - 僕と懐疑の関係

    的説明 社会心理学において「態度(attitude*1)」とは以下の3要素に分けて考えられるとのことです。 「態度(attitude)」 感情 認知 行動 「認知的一貫性理論(cognitive consistency theory)」は人の「態度」に関する理論です。態度に関する古典的な理論と呼ばれます。 感情の変化に追随し、認知や行動の変化が起こるという研究がきっかけで、上記3点は一貫する傾向があるという話になっています。 下位の理論としてハイダーの「認知的均衡理論(バランス理論)」と、(よく出てくる)フェスティンガーの「認知的不協和理論」があります*2。 テキストでは、「感情」「認知」「行動」のそれぞれの例として「臓器移植は嫌」「臓器移植は問題が多い」「臓器移植はしない」という例があげられています。 解釈 「認知的斉合性理論」と呼ばれる場合もあるようです。私なりに、ざっくり一般論と

    態度と認知的一貫性理論(社会心理学 第一回) - 僕と懐疑の関係
  • 特殊な選択的思考の実例としてABO FAN氏発言を見る - Skepticism is beautiful:ABO FAN 2008/08/11 22:17

    池内了『疑似科学入門』の血液型性格判断への言及について、血液型性格判断擁護者としてとても有名なABO FAN氏から具体的な指摘が出ています。実際のところ『疑似科学入門』にはこの手のダメな批判が散見されるので、私も「論じている対象に詳しくないために生じた「事実誤認」「ダメな批判」「間違い」が散在しているように見える。」と以前のエントリで指摘しています*1。以下にABO FAN氏のコメントを引用します。 さて、やっと『疑似科学入門』を読了しました。 労作でよいだと思いますが、残念ながら「血液型と性格」に関しては科学的に間違っていると言わざるを得ません。 次は、6ページからの引用です。 −−−−− そもそも人間を4種類だけで分類することなんかできないから、血液型に科学的根拠がないのは自明のことである。 −−−−− しかし、この部分には、心理学者からの反論があります。 −−−−− 菊池聡 不可思

    特殊な選択的思考の実例としてABO FAN氏発言を見る - Skepticism is beautiful:ABO FAN 2008/08/11 22:17
  • 説得:逃げ道の用意をすべきである理由 - Skepticism is beautiful

    今回は、「説得の方法を考える(そしてやはり挫折するかも) - Skepticism is beautiful」のポイント3「逃げ道の用意」について書きます。逃げ道は必要という話について、菊池誠教授が一度「逃げ道は塞がない」という批判の指針に触れていたことがあるぐらいで、議論や批判の文脈では殆ど聞かない話です。 認知的不協和の解消 前回*1「認知的不協和理論」に触れました。もともと持っていた知識と、新たに提示された知識が矛盾する場合、認知的不協和がおき、人は、その不協和を解消するように動機付けられるという話です。 自分の知識と矛盾する知識に出会ったとき、「認知的不協和」が生じる事自体は特に問題のあることではありません。問題は、不協和を解消するときにどのような方法をとるかということです。 不協和を解消しないという選択肢はあるものの、既に不協和関係を解消するように動機付けられているので、解消しな

    説得:逃げ道の用意をすべきである理由 - Skepticism is beautiful
  • 科学は絶対ではない - 僕と懐疑の関係

    信奉者から批判者に向けられる「科学権威主義ではないか?」といった批判(非難?)がある。私たち批判者は、そんなことは百も承知だと思っているため、「まともな科学者で科学を絶対だと思っている人などいない」とか「それは科学者が一番知っている」といった返答にとどまっている場合が多い。 この件について、批判的思考といった切り口から何か言えないだろうか。 教育によって位置付けられた「知識」とは 学校教育では、一部を除き知識詰め込み型の教育が行われてきた。これは効率よく正しい知識を得るには良い方法ではないかと思われる。また、○×の白黒が付く問題を出せるというのは、テストをする側にも非常に都合が良い。 このような教育において、教師は正しい答えを知っている権威者であり、教科書は正しい答えのリストである。つまり、正しい答えが存在し、その答えを自分の頭の中から取り出せるようにするというのが、知識詰め込み型の教育

    科学は絶対ではない - 僕と懐疑の関係
  • 相手の態度はコントロール不可能ではない - 僕と懐疑の関係

    批判されて、なるほどわかりました、となる人は少ない - カナかな団首領の自転車置き場と、ぽりあんてなというエントリを読んだ。どちらも、批判や議論、説得のコミュニケーションに関する話です。ニセ科学批判の話が前提にある模様。 批判というコミュニケーションは失敗し続けてきた 「批判されて、なるほどわかりました、となる人は少ない」では、批判したからといって相手がそれを受け入れることはそんなに期待できない。でも、ギャラリーへの影響を考えると無意味ではない。といったような、もっともなことが書かれています。 この話がもっともな話であるということは、批判というコミュニケーションが相手の意見を変えるという視点で見た場合は失敗し続けてきたということを意味しています。 新たな対処が必要なのではないか 「明るい懐疑とコミュニケーション」では、説得のやり方次第で、相手に与える影響が違うということに焦点を当てています

    相手の態度はコントロール不可能ではない - 僕と懐疑の関係
    moondriver
    moondriver 2008/06/23
    確かに議論を成立させるなら手法は色々あると思う。ただ、頑迷な(という認識自体が再三否定されている事なのだろうけど)相手に多大なコストをかけてまで成立させるべき議論か、という辺りで切られちゃうのだとも思う
  • あなたのいう常識は本当に常識なのか - 僕と懐疑の関係

    人に教えるときの常識 - 遥か彼方の彼方からという記事を読んだ。私が、この記事の内容で強く感じるのは、常識や最低限の知識がないとかあるとかの問題ではなく、それを指摘することの「影響力」でした。 注:原理原則に言及する意図はなく、あくまで留意点の指摘*1です。 議論における常識 私たちのような非合理批判(ニセ科学批判など)の議論をしている人は、ときに「常識」を持ち出して話を進めたくなる場合があるかと思います。 でも、当にそれは世間の常識なのでしょうか?たとえ、あなたが常識だという、その意見の方が正しいとしても、それは懐疑主義者という特殊なコミュニティの中でしか通用しない常識ではないでしょうか?ニセ科学批判という文化の中での常識ではないでしょうか? よく出る例で言えば、「悪魔の証明」とか「反証可能性」とか「3た論法」とか…、「相関関係と因果関係の混同」とか、一般的には全然常識的な知識ではあり

    あなたのいう常識は本当に常識なのか - 僕と懐疑の関係
    moondriver
    moondriver 2008/06/20
    関西の常識では「3た論法」といえば「来た、見た、買うた」です
  • 考える前にもっとググっていいんだよ - 僕と懐疑の関係

    Life is beautiful: 自分で考える前にググっていませんか?というエントリを読んだ。 いや、考える前にググることは推奨していいと考える。私がある問題に対面したとき、頭の良さだけで解決できると思ってはいけない。 - Skepticism is beautifulで書いたことはそういうことだ。問題は単一の情報源で満足し、その内容を検討せずにコピーしたりすることである。 私が考える問題解決の道は以下である。 問題意識を持つ(これから解決すべき問題を知る) 情報を集める(ググる) 情報を理解し評価する 考えをまとめる これは、懐疑主義者が批判的思考を実行しているとは限らない - Skepticism is beautifulの内容と殆ど変わらない。こういった問題の源泉は、批判的思考*1の育成がおざなりにされてきたことにあると考えている。 小論文という形式であっても、生徒としては、先生

    考える前にもっとググっていいんだよ - 僕と懐疑の関係