ユニクロを代表する旗艦店「ビックロ」でサービス残業とパワハラが横行していることを、元幹部がジャーナリスト・横田増生氏の取材に証言した。横田氏は、自らが新宿・ビックロなどユニクロ3店舗でアルバイトとして働き「ユニクロ潜入ルポ」を週刊文春に連載。記事を読んだA氏が、ビックロの労働環境の実態を伝えたいと取材に応じた。 A氏は、2012年の立ち上げ以来、ビックロで勤務し、2016年まで働いていた。ビックロでは店長や店長代行など、店を取り仕切る幹部社員を「リーダー」と呼ぶが、A氏は2年でその一員となった後、サービス残業が増えたという。A氏は、月の残業時間の上限(繁忙期60時間)を超えて働いた20~30時間がサービス残業となり、残業時間が月80~90時間に及んだ月もあったとし、次のように証言した。 「勤務確定リストを修正するなどして、サービス残業をしていました。ビックロでは、店長や店長代行たちはほぼ同