Googleの企業向けクラウドサービスを大小さまざまな企業が活用し、大きな成果を上げている。一様に聞こえてくるのは「コスト削減は当たり前。業務改革が一気に進んだ」という驚きの声だ。 大きな負担となるソフトウェアの更新 「多くのITベンダーは『クラウドコンピューティング』という言葉を、幅広いテクノロジを表すのに用いていますが、その多くは真のクラウドがもたらすものではありません」 クラウドコンピューティングがITサービスの広範な領域で広がりを見せるなか、米国Googleのエンタープライズ部門担当社長であるデイブ ジルアード氏はこう一石を投じている。マーケティングの側面からも注目され、キーワードのみが独り歩きしがちな「クラウド」だが、ことビジネスアプリケーションの分野で「真のクラウドではない」ものが多いというのだ。 例えば具体的に、 データセンターにシングルテナントのサーバー製品をホスティングす
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